第5章:ホームページを持たないデメリット (1)信頼性の低下:「本当に存在するの?」という不安
あなたの会社やお店を知ったお客様は、次にどう行動するでしょう?
今の時代、その多くが「ネットで検索する」ことは間違いありません。
しかし、その検索結果に公式ホームページが存在しない場合、お客様はどんな印象を抱くでしょうか。
結論から言えば、
「この会社(店)、本当に存在するの?」
「大丈夫かな?信用していいのかな…」
といった不安や不信感を与えてしまうリスクが非常に高いのです。
1. SNSだけでは「公式の顔」にならない
最近ではSNSのみで集客・情報発信をしている事業者も増えました。
しかしSNSはあくまで「個人の発信」の印象が強く、
会社・店舗としての“公式感”“安心感”を出すのは難しいのが実情です。
特に次のようなシーンでは、SNSだけでは十分とは言えません。
- 取引先や法人顧客が会社概要を調べようとしたとき
- 高額商品や士業・専門職への相談を検討しているとき
- 飲食店やサービス業で営業時間や料金を調べたいとき
SNSに投稿はあっても、「この人(会社)は本物だろうか?」という疑念を払拭するには至りません。
この段階で離脱されてしまうことは少なくありません。
2. BtoB・BtoC問わず「公式サイトはあって当たり前」
法人取引や採用活動では、ホームページが存在しない=信頼性が低いとみなされるケースも珍しくありません。
実際に名刺やDM、SNSを見て興味を持った人でも、「最後にWebサイトで裏付け確認」する流れは今や当たり前になっています。
特に30代以上のビジネスパーソンは、「SNSは軽い情報」「ホームページは正式情報」という認識を持っていることが多く、
ホームページがなければ“検討リストから外されてしまう”という事態にもなり得ます。
BtoC(飲食店、美容室、病院など)の場合も同様です。
- 「営業時間は?定休日は?」
- 「どこにあるの?駐車場は?」
- 「いくらくらいするの?どんなメニュー?」
こうした基本情報がSNSの投稿をさかのぼらないと分からない状態では、お客様は「面倒」「他を探そう」と感じてしまいます。
3. ホームページは「安心と信用」の土台
SNSでは情報が流れてしまうため、お客様側も「ここに書いてある内容は最新なのか?正しいのか?」と不安になります。
それに対してホームページは、
- 会社・お店の理念や沿革
- 事業内容・サービス内容
- 代表者やスタッフの紹介
- 料金やサービスの流れ
- お問い合わせフォームや予約ページ
などを体系的にまとめられる唯一の場所です。
お客様は「公式サイトに載っている情報」を根拠に判断する傾向が強く、
それが信用・安心・期待感に直結します。
「存在の証明」としてのホームページがある
事業の規模や業種を問わず、今の時代、ホームページは単なる情報発信ツールではなく
「この会社(お店)は本当に存在している」
「安心して問い合わせや契約ができる」
という存在証明・信頼の証としての役割を担っています。
SNSやポータルサイトだけではカバーしきれないこの役割を果たすのが、ホームページなのです!