妻の車に完全に閉じ込められた朝。怒りから反省と感謝、そして改善へ。

2586文字 Blog, Private, シリーズ『学び』

「どうやっても、車が出せない…」

今朝、仕事に出かけようとした時の絶望的な状況です。普段なら何でもない朝のはずが、まさかの大ピンチに陥ってしまいました。

我が家の駐車場は縦に3台分停められる仕組みで、普段は妻、私、義父の順番で車を並べています。ところが今朝、妻の車だけがそのまま残っているのに、妻の姿はどこにもない。そしてキーも見当たらない…。

…さて今回のお話は家族内でのちょっとした事件。あまり赤裸々に語るのは良くないのですが、今回に限っては私自身の反省や改善を考えることが皆さんの生活や仕事においても役に立つと考えたので書かせていただきます。

普段の駐車場事情と今回の「事件」

我が家の駐車場システムは少し複雑です。私が帰るのが一番遅いので、いったん家の前に車を停めて、妻の車を出し、私の車を2台目の位置に入れ直すという作業が必要なんです。一人でするとなかなか手間がかかります。(タイミングが合えば妻が本人の車を出し入れしてくれます。)

以前は一番前を空けておいてもらい、私がそこに停めて朝は義父に車の出し入れをお願いしていました。でも妻が「頼むのは申し訳ない」と言うので、現在の方式に変更。確かに義父には悪いので、私も同意したやり方だったんです。

ところが今朝、息子の中総体で妻がサポートに出かけているのに、車だけが残っている状態。聞けば、他の保護者の方の車に乗せてもらって出かけたとのこと。「これを教えてくれていれば、昨晩のうちに私の車を一番前に停めていたのに…」と思いましたが、後の祭りです。

スペアキーまで持参という想定外の事態

「まあ、スペアキーがあるから大丈夫」と思ったのですが、なんとスペアキーまでメインキーと一緒に妻のバッグの中。

話を聞くと、乗せてもらってすぐに自分の車に忘れ物をしたことに気づき、スペアキーで開けてそのまま持参したとのこと。メインキーはバッグに入っているけれど、どこにあるか分からないので、すぐ場所が分かるスペアキーを持って自分の車から荷物を取り、そのまま出発したというわけです。

私も仕事で出る予定でしたが、どうにも出られません。バスも考えましたが、乗り換えや時間を考えると現実的ではないし、普段のビジネスバッグでは長時間の持ち歩きには不向き。完全にお手上げ状態でした。

蓄積された「管理の甘さ」への怒り

普段、妻を注意することはほとんどない私ですが、さすがに今回は怒ってしまいました。

というのも、妻は以前から鍵と携帯の管理が悪く、忘れたりどこに置いたか分からなくなったりすることが頻繁にあったんです。これまでも気をつけるように言っていたのに、今回のような事態になってしまった。

鍵と携帯という、現代生活に欠かせない重要なアイテムの管理がこれだけ甘いのは、正直怖いと感じており、これに関しては今までも注意程度はしていましたが、本人が真剣に受け止めて改善するまでには至りませんでした。

怒るだけではなく私自身も反省を

これまでの蓄積と今日の予定を変えないといけなくったことに怒りは収まらないままですが、とはいえ怒り続けても仕方がありません。妻には悪いですが、こうしてブログのネタにさせてもらうことで許すことにしました。ただネタにするだけは良くないので、今回のことで分かった気づきと私自身の反省も振り返ります。

私ができたこと

鍵と携帯の管理のことは私が妻にもっと真剣に伝えて改善してもらうようにできたはず。それをなぁなぁにしていた私にも問題があります。そして私から車の使用予定についてもっと細かく確認することもできたし、私が早く帰ることができればそれもできたかもしれません。

こんな時こそ妻への感謝を考える

今回のことも妻が好き勝手遊んでいるからでは起こったのではありません。妻がいつも子どものことを優先に動いてくれているからこそ私が助かっており、そのことへの感謝も改めて持つべきだと思いました。平日夜に長男の部活や長女と次女の習い事で動いてくれることもあり、そして土日の休みを早朝から部活の付き添いで動いてくれているのですから。

冷静に「改善策」を考えてみる

今後できることを冷静に考えてみました。

1. 鍵と携帯の管理を改善してもらう

これまでの注意では本人の意識が変わるほどではなかったので、今回みんなに迷惑をかけたという点を活用して、本人にしっかり意識を持ってもらう。ですが忘れた頃に再発する可能性があるので、ちょくちょく確認も必要。
ですが、確認がきつくならないよう塩梅は保つつもりです。(これは結構重要)

2. 週末の車使用予定を前日確認

長男の部活で動く時は、車に乗せてもらうのか自分で行くのかを前日には確認する。

3. 感謝の気持ちを忘れない

改めて子どものことを優先に動いてくれる妻に感謝をする。問題点ばかりに目を向けず、普段の貢献の方にも目を向ける

「向き不向き」と「改善すべきこと」のバランス

人には向き不向き、ヌケモレがあるのは当然です。それを責め続けても仕方がありません。私だって同じです。

ただし、それが改善しないといけないものであれば、家族全体で改善する流れを作ることが大切。何でもかんでも改善するのは難しいので、優先順位が高いものに注力する—そんな考え方で仕事も家族内も動いています。

鍵と携帯の管理は、防犯面でも生活の利便性でも重要度が高い。ここは妥協せずに改善してもらう必要があります。一方で、細かい生活習慣の違いなどは、ある程度は「個性」として受け入れることも必要でしょう。

家族も「チーム」として機能

今回の件で改めて感じたのは、家族も一種の「チーム」だということ。それぞれが役割を持ち、お互いに配慮し合いながら、全体がスムーズに回るような仕組みを作ることが大切です。

駐車場の使い方ひとつとっても、3台の車と8人の家族の生活パターンを考慮した「システム」が必要。そのシステムがうまく機能するためには、情報共有とルールの徹底が欠かせません。

完璧な家族なんて存在しないけれど、お互いの特性を理解しながら少しずつより良い仕組みを作っていく。今回の「事件」も、そのための良いきっかけになったのかもしれません(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。