マックのWi-Fiに繋がらない!犯人は●●だった奮闘記

2411文字 Blog, シリーズ『学び』

マクドナルドで作業をしようと思ってMacBook Airを開いたら、フリーWi-Fiに繋がらないというトラブルに遭遇しました。いつもなら簡単に繋がるのに、今日はなぜか上手くいかない。

結論から言うと、犯人は「DNS設定」でした。同じような状況になった方のために、解決までの道のりを書いておきます。

いつもと違う…ログイン画面が出てこない

マクドナルドのフリーWi-Fiは、いつもこんな流れで繋がります。

  1. Wi-Fiの一覧から「MCD-FREE-WIFI」を選ぶ
  2. 接続される
  3. 小さなサブウィンドウが自動的に開く
  4. IDとパスワードを入れる
  5. インターネットが使えるようになる

でも今日は、2番までは行くんですが、3番の「サブウィンドウが開く」が起きないんです。Wi-Fiには繋がっているのに、肝心のログイン画面が出てこない。これじゃあインターネットが使えません。

試したこと、その1:基本の対処法

まずは基本的な対処法を試してみました。

Wi-Fiの再接続 いったんWi-Fiを切断して、もう一度繋ぎ直してみる。でもダメ。

パソコンの再起動 「困った時は再起動」ということで、Macを再起動してみました。でもダメ。

違うブラウザを試す Safariがダメならと思い、Chromeでも試してみました。でもやっぱりダメ。

シークレットモードも試す キャッシュの問題かと思い、シークレットモードで開いてみました。これもダメ。

ここまでやっても全然解決しません。うーん…

試したこと、その2:ちょっと特殊な方法

普通の方法がダメだったので、少し特殊な対処法も試してみました。

認証画面を強制的に呼び出すサイト 「neverssl.com」という、ログイン画面を強制的に表示させるためのサイトにアクセスしてみました。

でも、画面はぐるぐる回るだけで、しばらく待った後に「サーバーが見つかりませんでした」というエラー。やっぱりダメでした。

ここで思い出した…そういえば

ここで、ふと思い出したことがありました。

「そういえば、macOSを最新版(Tahoe バージョン26)にアップデートした後、ネットが繋がらなくなって、DNS設定をいじった気がする…」

DNS設定というのは、インターネットの住所を調べるための設定のようなものです。普通は自動で設定されるんですが、以前のトラブルの時に、手動で設定を入れた覚えがありました。

もしかして、これが原因?

犯人はDNS設定だった

さっそくDNS設定を確認してみました。

確認方法

  1. 画面左上のリンゴマーク → 「システム設定」
  2. 左側メニューから「Wi-Fi」
  3. 接続中のWi-Fi(MCD-FREE-WIFI)の右側にある「詳細」ボタン
  4. タブから「DNS」

見てみると、案の定「8.8.8.8」というGoogleのDNSが手動で設定されていました。

なぜこれが問題なのか

マクドナルドのフリーWi-Fiのログイン画面は、「自動でWi-Fiから提供されるDNS」を使っている時だけ表示される仕組みになっています。手動でDNSを設定していると、このログイン画面が表示されないんです。

つまり、前回のトラブルで設定したDNSが、今回は逆に邪魔をしていたわけです。

解決方法は簡単だった

解決方法は簡単でした。

手動で入れたDNSを削除する

  1. DNS設定の画面で「8.8.8.8」を選択
  2. 下の「-」ボタンを押して削除
  3. 空欄になった状態で「OK」→「適用」
  4. Wi-Fiを一度オフにして、もう一度オン

これだけです。

すると、あっさりとログイン画面が表示され、無事にインターネットに繋がりました。

同じトラブルに遭遇したら

もし皆さんが同じような状況になったら、以下の順番で試してみてください。

基本の対処法

  1. Wi-Fiの再接続
  2. パソコンの再起動
  3. 違うブラウザで試す

それでもダメなら 4. DNS設定を確認する 5. 手動で入れたDNSがあれば削除する 6. Wi-Fiを再接続する

大抵はこれで解決するはずです。

ちなみに、そのマック店舗のWi-Fiの調子が悪い可能性もあるので、その場合は他の端末では繋がるか…などのチェックも必要です。

セキュリティソフトが原因の場合も

ちなみに、今回は試しませんでしたが、セキュリティソフトが原因でログイン画面が出ないこともあるそうです。

私はCanonのインターネットセキュリティを入れているんですが、これが「フリーWi-Fiのログイン画面は怪しい」と判断してブロックしてしまうことがあるらしいです。

もしDNS設定が問題なかった場合は、セキュリティソフトを一時的にオフにして試してみるのも一つの手かもしれません。

PC関連の作業って何かと難しい。でも良いこともある

PC操作系でもWebのプログラムとかでもそうですが、「この問題はこれを解決すればできるよ」というゴールに一発で辿り着くことってなかなか無いんですよね。
今回の解決法はこれ、今回はこれとも絡んでいるからこれ…のように状況によって解決法が変わるんです。

かなり大変なのですが、これって人間の成長には結構良い効果があるんです。

これの原因はこれだ。あの人はこうだ。などのように決めつけることが少なくなります。
色々な可能性や違う視点を持つことができるので柔軟な考え方を持つことができるし、普段の生活でも問題にぶつかった時に解決能力が高まるんです。

これって仕事でもプライベートでも良いことですよね。

皆さんも何か問題にぶつかった時は、「成長のチャ〜〜ンス」と思うようにしてみると意外と楽しめるかもですよ(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。