10年で約3000km走破!長年ランニングを続けている私のコツ

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20代の頃からランニングを続けて、気がつけばもう15年くらいになります(ちゃんと走っているのは10年ぐらいかな)。最近は週2〜3回のペースで走っているのですが、「よく続けられますね」「どうすれば続けられるんですか?」と聞かれることが多くなりました。

そこで今回は、私が長年ランニングを続けてこられた「ゆるいコツ」をお話ししたいと思います。完璧を目指さず、無理をしない方法なので、運動が苦手な方でも参考になるかもしれません。

一番大切なコツ:まずは何も考えずに走り出す

これが私の一番のコツです。「今日は何キロ走ろう」「どのコースにしよう」なんて考えている時間があったら、とりあえず走り出してしまう。

家を出て走り始めてしまえば、不思議と「面倒くさい」という気持ちが消えるんです。一番大変なのは「走り出すまで」の心理的ハードルで、動き出してしまえば案外続けられるものです。

基本的には、これだけでOKだと思っています。でも、長年続けてきた中で、後付けで気づいたコツもいくつかあります。

走ることの「いいことづくめ」を実感する

走るって体にいいですよね!血流が良くなってストレスが減るし、体力もつくし、まさにいいことづくめ。この実感があるから「走った方がいいよね」という気持ちになります。

特に私はバドミントンをやっているので、「バドを強くなりたいという思いがあるからその糧になる」と考えています。走ることが他の目標につながると思えると、モチベーションが上がりますね。

つまり、走ること自体が目的じゃなくて、「健康になる」「他のスポーツが上達する」といった副次的な効果を意識すると続けやすいです。

ちなみにダイエット目的でするのは難しいかもしれません。私自身体重が増えすぎたことがないので体重を落とす目的で走ったことはありません。もしこれを目的としてしまうと体重が落ちない→モチベーションの低下につながり、走ることが続けられなくなってしまうなと思っています。

体重は食事管理等で行いつつ、ランニングは補佐的に考えると良いと思いますので、「走ることは健康にいい」ぐらいに留めておく方が良いかもしれませんね。

時間帯・距離は気にしない

「朝に走らなきゃ」「5km走らなきゃ」みたいな固定観念は捨てました。したい時にしたい分だけ走る、これが一番続けやすいです。

天気が悪い日でも、雨が降っていない時間を見つけて出かけます。多少の雨なら「どうせ洗濯するしシャワー浴びるし」と割り切って走ることもあります。

走る距離も1.5km〜3kmと幅を持たせています。調子がよければ3kmくらい走るし、今いちな時は1.5kmや1kmでやめることもある。これも続けられるコツだと思います。

「今日は短かった」と自分を責めるより、「今日も走れた」と思う方が、長続きします。

服装なんて気にしない

ランニングウェアを買い揃える必要はありません。基本は運動用のTシャツと短パン、運動用靴下に履き替えるだけ。靴は2000円の運動靴や、以前使っていたバドミントンシューズを外履き用にしたものです。

日によっては、そのまま私服で走ることもあります。「ちゃんとした格好をしなきゃ」と思うと、それだけでハードルが上がってしまうので。

走る前のルーティンが効果的

2年ぐらい前からバドミントンをラケットを持って素振りをするようにしています。これを走る前に15分くらいするのですがこれがルーティンの1つになっているようです。

素振りをする→走る→シャワー

のセットで一石二鳥、いや三鳥、四鳥ぐらいになっているかもしれません。

また素振りで体をほぐしてから走ると、自然な流れでランニングに入れます。これも「面倒くさい」を感じる間もなく運動モードに切り替わるコツかもしれません。

しかし、これらのことは後からついてきたものですので、まずは一切気にしないようにしてください。まずは「走る」ことだけに集中しましょう。

完璧を目指さないことの大切さ

15年続けてきて思うのは、「完璧を目指さない」ことの大切さです。

「毎日走らなきゃ」「必ず○km走らなきゃ」「雨の日も走らなきゃ」みたいな固い考えだと、一度でもできない日があると挫折してしまいます。

でも「走れる時に走れる分だけ走る」「短くても走れたらOK」と思っていれば、長期間続けられます。

他の人と比べない

毎日10km走っている人や、マラソン大会に出場している人などもいて、そんな人達と比べると「自分なんて…」と思ってしまいがちです。ですが、他の人と比べる必要はありません。

自分のペースで、自分の体調や生活リズムに合わせて続けられればそれで十分です。「継続は力なり」という言葉通り、短い距離でも続けていることの方が価値があると考えれば良いです。

継続すると見えてくる「すごい数字」

短い距離でも続けていると、積み重ねの力がすごいことになります。数字で見ると継続のモチベーションがさらに上がるんです。

1回のランニングを平均2kmだとして、週に3回走ると1ヶ月で24kmほど走ったことになります。これを1年続けると約300km。これを10年続けると3000km!

これってものすごい距離なんです。ざっと調べてみると、鹿児島から北海道まで走っても2500kmくらいなので、日本縦断して帰ってきている最中という計算になります。

「塵も積もれば山となる」とはまさにこのことですね。こんな風に数字で見ると、「たった2kmか…」なんて思わずに、継続することがもっと楽しくなってきます。

まとめ

私のランニングのコツをまとめると、こんな感じです。

  1. 何も考えずに走り出す
  2. 走ることのメリットを実感する
  3. 時間・距離・天気にこだわらない
  4. 服装は気にしない
  5. 走る前のルーティンを作る
  6. 完璧を目指さない
  7. 他の人と比べない

要するに、「ゆるく続ける」ことが一番のコツです。厳格なルールを作るより、自分に優しく、続けやすい環境を作ることが大切だと思います。

運動習慣をつけたいと思っている方は、まずは「何も考えずに走り出す」から始めてみてください。1kmでも500mでも、走り出せたらそれだけで素晴らしいことですから(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。