スマートリングが気になる!~腕時計は重いけど、指輪なら続けられそう~

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こんな機能はまだ無いけれど、近い将来やってくるかも

「健康管理のためにウェアラブルデバイスを使いたいけど、腕時計タイプは重くて続かない…」そんな悩みを持っている方、案外多いんじゃないでしょうか?私もその一人で、Apple WatchやFitbitを買っては結局使わなくなってしまうことの繰り返しでした。

でも最近、「スマートリング」という新しい選択肢が注目されているんです。指輪型のウェアラブルデバイスなら、腕時計ほど存在感がなくて、日常的に身につけるハードルも低そうですよね。

スマートリングって何ができるの?

スマートリングは、指につける小さなリング型のデバイスです。見た目は普通の指輪とほぼ変わらないのに、中には高性能なセンサーがたくさん詰まっています。

基本的な機能

  • 心拍数の測定
  • 睡眠の質の分析
  • 歩数カウント
  • 消費カロリーの計算
  • ストレスレベルの測定
  • 体温の変化検知

腕時計型のスマートウォッチとほぼ同じような機能が、こんなに小さなデバイスで実現できるなんて、技術の進歩ってすごいですよね。

注目の「EVERING」~日本発のスマートリング

2025年のスマートリング最新トレンドで特に注目されているのが、日本の「EVERING」です。

EVERINGの特徴

  • VISAブランドが付与されたスマートリングで、専用アプリに体験をチャージしてキャッシュレス決済が可能
  • プリペイドカードのような感覚で利用できる仕組み
  • 充電不要で、先端の光学センサーで体調をウォッチ

充電が不要というのが画期的 従来のウェアラブルデバイスの大きな問題点は「充電の手間」でした。毎日充電するのが面倒で使わなくなってしまった経験、ありませんか?EVERINGは充電不要なので、この問題を根本的に解決しています。

キャッシュレス決済機能も 2025年7月からは全国のドン・キホーテで「EVERINGの取り扱いが開始」される予定で、普及に向けた動きも活発化しています。

海外勢も熱い!Samsung Galaxy Ring

海外では、Samsungが「Galaxy Ring」で本格参入しています。

Galaxy Ringの特徴

  • Samsung独自の健康データを24時間測定し、Galaxy AI技術を活用した健康レポートを作成
  • 2025年の発売が予定されており、予約は未定
  • チタン製フレームで耐久性も抜群、バッテリー寿命も長期化

Samsungのような大手メーカーが本格参入することで、スマートリング市場全体が盛り上がりそうです。

2025年のトレンド:AI機能の向上

2025年のスマートリング業界では、AI機能の向上が大きなトレンドになっています。

AIによる健康分析 単純に数値を測定するだけでなく、AIが健康データの傾向を分析し、ストレス管理や睡眠サイクルの最適化が可能になっています。

Re・De Ring(リデリング) 2025年6月5日に発売予定のRe・De Ringでは、機能アップデートが予定されており、さらに運動時の心拍情報測定なども強化されます。

価格帯は?現実的に手が届くの?

気になる価格帯ですが、意外と現実的な範囲に収まっています。

主要モデルの予想価格

  • RingConn Gen 2:約2万円(AirPodsなど)
  • 高機能モデル:4万円台(Samsung Galaxy Ringなど)
  • 決済機能付きモデル:約2万円(EVERINGなど)

高機能なスマートウォッチが5〜10万円することを考えると、スマートリングの価格帯はかなり手頃ですね。

腕時計が苦手な人にこそおすすめしたい理由

個人的に、スマートリングが特に魅力的だと感じる理由をまとめてみました。

装着感の軽さ 腕時計は重くて一日中つけていると疲れてしまいますが、指輪なら重さを感じることはほとんどありません。

睡眠時も気にならない 腕時計をつけたまま寝るのは違和感がありますが、指輪なら睡眠の邪魔になりません。睡眠データを正確に測定するためには、夜もつけっぱなしにできるのは大きなメリットです。

ファッションの邪魔をしない 腕時計は服装によっては合わない場合がありますが、シンプルなリングならどんなスタイルにも馴染みます。

水仕事でも安心 手を洗ったり、家事をしたりする時も、指輪なら外す必要がありません。日常生活での利便性が高いです。

まだまだ発展途上の分野

ただし、スマートリング市場はまだまだ発展途上の分野でもあります。

画面がないことの制約 スマートウォッチと違って画面がないので、データの確認は基本的にスマホアプリ経由になります。すぐに数値を確認したい人には物足りないかもしれません。

バッテリー持ちの課題 EVERINGのように充電不要のモデルもありますが、多くのスマートリングは数日から1週間程度でのバッテリー交換や充電が必要です。

サイズ選びの重要性 指輪なので、サイズ選びがとても重要です。きつすぎると血流に影響し、緩すぎると正確な測定ができません。

これからに期待

2025年は「スマートリング元年」と言われており、Oura、Samsung、Ultrahuman、RingConnなどの大手ブランドからさらなる技術革新が期待されています。

スマートリングは、スマートウォッチよりもコンパクトで、日常生活に溶け込みやすいデバイスとして注目されています。

夢が広がる未来の可能性

現在のスマートリングは画面がないという制約がありますが、将来的には革新的な技術の搭載が期待されています。

マイクロプロジェクション技術の小型化 指輪サイズのデバイスから空中に情報を投影できる技術が開発されれば、画面がなくても直接データを確認できるようになるかもしれません。

AR(拡張現実)技術との連携 ARグラスやコンタクトレンズ型デバイスと連携して、視界に直接健康データを表示する仕組みも実現可能性があります。

ホログラフィックディスプレイの小型化 指先に立体的な映像を表示する技術が実用化されれば、まさにSF映画の世界が現実になります。

現在は映画『アイアンマン』のような投影機能は夢の技術ですが、10年後には実現する可能性もあります。それまでは、スマートフォンとの連携でデータを確認するスタイルが続くでしょうが、技術の進歩を考えると、未来のスマートリングはまったく違う形になっているかもしれませんね。

まとめ

腕時計タイプのウェアラブルデバイスが合わなかった人にとって、スマートリングは新しい可能性を開いてくれそうです。充電の手間が少なく、装着感も軽やか、それでいて健康管理に必要な機能はしっかり搭載されています。

まだ発展途上の分野なので完璧ではありませんが、「ウェアラブルデバイスを習慣化したいけど、腕時計は続かない」という方には、ぜひ一度検討してみていただきたい選択肢だと思います。

私も次に健康管理デバイスを買う時は、スマートリングを候補に入れてみようと思っています (^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。