順風満帆って何と読む?その使いどころは?
うろ覚えになっている言葉ってありませんか?
「おかげさまで順風満帆です」って使うことがありますが、いつも読み方が不安になります。
正しい読み方は「じゅんぷうまんぱん」
正解は「じゅんぷうまんぱん」です。「順風」は「じゅんぷう」、「満帆」は「まんぱん」と読みます。
私は最後の最後で「あれ?じゅんぷうまんぱいだったっけ?」などのように何度覚えても最後に不安になる時があるんですよね。
元々は船の航海用語
この言葉、もともとは船の航海に関する表現なんです。「順風」は船の進行方向に向かって吹く追い風、「満帆」は帆をいっぱいに張った状態のこと。つまり「追い風を受けて帆をいっぱいに張り、船がスムーズに進んでいる状態」を表しています。
ここから転じて、「物事が順調に進んでいる」「何の支障もなく事が運んでいる」という意味で使われるようになりました。
具体的な使いどころ
ビジネスシーンで 「新規事業の立ち上げが順風満帆で、予想以上の成果を上げています」 「おかげさまで、プロジェクトは順風満帆に進んでおります」
プライベートで 「転職してから順風満帆で、毎日充実しています」 「子供たちも順風満帆に成長していて、親として嬉しい限りです」
使う時の注意点
謙遜の気持ちを込めて 「おかげさまで順風満帆です」というように、謙遜の気持ちを込めて使うのが自然です。
継続的な状況に使う 一時的な成功というより、継続的に物事がうまくいっている状況で使います。
相手との関係性を考慮 目上の方には「順風満帆にやらせていただいております」、同僚には「順風満帆に進んでいます」など、敬語を使い分けましょう。
こんな時は避けたい
困難な状況が予想される時や、他人の不幸と対比する時、過度に自慢げになる時は使わない方が無難です。また、あまりにも連発すると反感を買うこともあります。
類似表現も覚えておこう
「順調に推移」「滞りなく進行」「スムーズに運ぶ」「トントン拍子」など、似た意味の表現も覚えておくと表現の幅が広がります。場面に応じて使い分けてみてください。
まとめ
「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」は、物事が順調に進んでいる状況を表す便利な四字熟語です。読み方をしっかり覚えて、謙遜の気持ちを込めて適切な場面で使えば、きっとコミュニケーションの幅も広がるはずです(^^)