順風満帆って何と読む?その使いどころは?

995文字 Blog, シリーズ『学び』

うろ覚えになっている言葉ってありませんか?

「おかげさまで順風満帆です」って使うことがありますが、いつも読み方が不安になります。

正しい読み方は「じゅんぷうまんぱん」

正解は「じゅんぷうまんぱん」です。「順風」は「じゅんぷう」、「満帆」は「まんぱん」と読みます。

私は最後の最後で「あれ?じゅんぷうまんぱいだったっけ?」などのように何度覚えても最後に不安になる時があるんですよね。

元々は船の航海用語

この言葉、もともとは船の航海に関する表現なんです。「順風」は船の進行方向に向かって吹く追い風、「満帆」は帆をいっぱいに張った状態のこと。つまり「追い風を受けて帆をいっぱいに張り、船がスムーズに進んでいる状態」を表しています。

ここから転じて、「物事が順調に進んでいる」「何の支障もなく事が運んでいる」という意味で使われるようになりました。

具体的な使いどころ

ビジネスシーンで 「新規事業の立ち上げが順風満帆で、予想以上の成果を上げています」 「おかげさまで、プロジェクトは順風満帆に進んでおります」

プライベートで 「転職してから順風満帆で、毎日充実しています」 「子供たちも順風満帆に成長していて、親として嬉しい限りです」

使う時の注意点

謙遜の気持ちを込めて 「おかげさまで順風満帆です」というように、謙遜の気持ちを込めて使うのが自然です。

継続的な状況に使う 一時的な成功というより、継続的に物事がうまくいっている状況で使います。

相手との関係性を考慮 目上の方には「順風満帆にやらせていただいております」、同僚には「順風満帆に進んでいます」など、敬語を使い分けましょう。

こんな時は避けたい

困難な状況が予想される時や、他人の不幸と対比する時、過度に自慢げになる時は使わない方が無難です。また、あまりにも連発すると反感を買うこともあります。

類似表現も覚えておこう

「順調に推移」「滞りなく進行」「スムーズに運ぶ」「トントン拍子」など、似た意味の表現も覚えておくと表現の幅が広がります。場面に応じて使い分けてみてください。

まとめ

「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」は、物事が順調に進んでいる状況を表す便利な四字熟語です。読み方をしっかり覚えて、謙遜の気持ちを込めて適切な場面で使えば、きっとコミュニケーションの幅も広がるはずです(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。