iPhone SE(第3世代)の新品が“ほぼ”全滅──小型iPhone派の未来はどうなる?

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2025年2月現在、iPhone SE(第3世代)の新品在庫がほぼ全滅という状況になっています。
大手キャリアのオンラインショップではすでに購入できず、かろうじてY!mobileオンラインショップで一部の在庫が確認できるのみ。

なぜここまで駆け込み需要が発生したのでしょうか?
そして、小型iPhone派にとっての今後の選択肢はどうなるのでしょうか?

SEシリーズが人気だった理由は「サイズ感」と「ホームボタン」

実は、私自身 iPhone SE(第2世代)を4年以上愛用しています。
iPhoneはこれまで何機種も使ってきましたが、「自分史上一番長く使った機種」であり、
「最も使い勝手が良かったiPhoneいや、スマートフォン」だと本当に思っています。

特に気に入っていたのが以下のポイントです。

  • 片手で操作しやすいサイズ感(手に馴染むコンパクト設計)
  • ホームボタン&Touch IDの快適さ(スワイプミスなし、指紋認証が楽)
  • 軽量で持ち運びやすい(大画面のiPhoneはどうしても重い)
  • スペックもそこそこ高いので普段使いに困らない

特にホームボタンの良さは、使い込めば使い込むほど実感します。
最近のiPhoneやAndroidのスマホは画面下から上にスワイプでホームに戻る仕様ですが、「ん」の文字など下段の文字入力中に誤ってホームに戻ることがあるのがたまにあり、若干のストレスでした。

その点、SEシリーズのホームボタンは確実に押して操作できるので誤操作がないのが魅力です。
しかもSE2のホームボタンは擬似ボタン(感圧式)なので、物理的に壊れる心配もなく、
押し心地も3段階で調整できるという神仕様でした。

しかし、2025年現在小型iPhoneは事実上、消滅しつつあります。

「iPhone 16e」はSEの後継機ではなかった

Appleは2025年2月に「iPhone SE(第3世代)」の実質的な後継機として「iPhone 16e」を発表しました。

しかし、これが完全に「SEシリーズ」とは別路線の製品だったのです。

  • A18チップ搭載でスペックは向上
  • Apple Intelligence(AI機能)に対応
  • ホームボタンは廃止、Face IDへ移行
  • 価格が9万9800円〜(SE3より約3万円高い)

「SEの後継機を待つしかない」と思っていた私としては、
もしminiのような感じになるならそれでもいいな」と思っていました。
ですが、実際に発表された16eは完全にSEやminiの延長でもないものでした。

コンパクトなiPhoneの選択肢が、ここで完全になくなってしまった。
これは本当に悲しいことです。

なぜ今、SE3の在庫が消えたのか?

「小型iPhoneはもう出ないのでは?」という不安が、
SE3の駆け込み需要を一気に加速させたのは間違いありません。

実は、私も去年の10月にiPhone SE(第3世代)の新品を購入して保管しています。
今のSE2がまだ使えるので、温存していたのですが…
「2025年3月10日の一粒万倍日&天赦日にSE3に切り替えよう」と考えているのでもうすぐですね。

大手キャリアでSE3の新品が消えた今、手に入れるのはどんどん難しくなるでしょう。
在庫があるうちに「今のうちに買っておこう!」と動いた人が多かったのは当然です。

iPhone 15 Pro Maxも持っているけど…

実は、私はiPhone 15 Pro Maxもセカンドスマホとして使っています。
スペックもカメラも圧倒的に優れていて、撮影や編集などの用途としては本当に最高です。

でも…

  • 画面が大きすぎる
  • 本体が重い(チタンになって軽いとは言え…まだまだ重い)

正直普段使いとしては不便なんですよね。
やはり、電話やLINE、メールなどの日常的なやりとりには、
SEシリーズのサイズ感が最高なんだと改めて実感します。

SEシリーズがなくなる=コンパクトなiPhoneが完全消滅することを意味します。
「小型iPhone派」にとって選択肢がなくなったのは大きな痛手でしょう。

「16e」は買わない、SE3を使い続けると決めた

今回のiPhone SE(第3世代)の在庫消滅を受けて、
私は「16e」には乗り換えないことを決めました。

理由はシンプル&コンパクト&ホームボタンという、
SEシリーズの魅力が完全に失われてしまったからです。

「小型iPhone派」の未来はどうなるかわかりませんが、
今のSE3を大切に長く使い続けるというのが、
現時点での最適解ではないでしょうか。

SEシリーズが完全に消えるのは悲しい。
でも、このサイズ感を愛するユーザーが多い限り、
またどこかでコンパクトiPhoneが復活する日が来ることを願いたいですね。

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T.kawano

Web業に従事して約20年。人生の約半分以上をWebに費やしてきました。 長崎県産業労働部や商工会議所の専門家としてセミナーをしたりWebでお困りの方の相談にも乗っていました。 デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、 「つくって話せるWebディレクター」として活動中。 月間約700,000PVのwebサイト運営、フォロワー約15,000人のSNS運営の実績を元にWeb集客や、日常を語ります。 三児と一猫の父。趣味はバドミントンとお笑い。 「優しい」のに「仕事ができ」て「面白い」人間を目指して日々精進中。