オンラインカジノは違法?何が怖いのか解説

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最近、オンラインカジノが大きな話題になっていますよね。
芸能人やスポーツ選手が関与していたことが報じられ、「違法とは知らなかった」とコメントするケースが目立っています。
実は、違法性の認識が甘いのは、著名人だけではなく、一般の人々や若者の間にも広がっているのが現状です。

オンラインカジノは違法!でも知らない人が多い?

「オンラインカジノは日本では違法です」
…そう言われて、「え、知らなかった!」という人、結構いるのではないでしょうか?

ある大学のゼミで行われた調査によると、「オンラインカジノは違法」だと認識していた人はわずか20%以下だったそうです。
驚くことに、半数以上「グレーゾーン」と答え、約25%の人「合法」だと思っていたとのこと。

この「グレーゾーン」という認識こそが、多くの人をオンラインカジノに引き込む原因になっています。
背景には、有名人が広告塔になっていたり、テレビCMで「無料版カジノ」が流れていたりする影響も大きいでしょう。

オンラインカジノの最大の問題は、違法性だけではありません。 依存性の高さと、気づいたときには借金地獄に陥っている危険性 です。実際に、オンラインカジノを利用して多額の借金を抱えてしまった人たちのケースが数多く報告されています。

例えば、福岡県に住む35歳の男性 は、オンラインカジノでボーナス約20万円をわずか2日で使い果たしました。最初は軽い気持ちで始めたものの、負けが込むたびに「取り戻さなければ」とさらにお金を注ぎ込み、最終的には 500万円以上の借金 を抱えてしまいました。 

高校生が親の口座から600万円を使った事例も…

「若者のギャンブル依存症」が急増しているのも深刻な問題です。
ギャンブル依存症の相談件数を分析すると、2023年には相談の約7割以上が20代〜30代だったそうです。
つまり、オンラインカジノの影響で、若年層のギャンブル依存症が一気に増えているのです。

実際に、こんな事例も報告されています。

高校生が親の口座にアクセスし、オンラインカジノ(スポーツベット)で600万円を使ってしまった

これは単なる「遊び」ではなく、もはや人生を狂わせるレベルの出来事です。
そして、こうした事件が他人事ではないというのが一番怖いところ。

最初は「ちょっと試しに」と遊んでいたつもりが、気づいたら大金を賭けるようになり、最後には借金まみれ…。
これは、ギャンブル依存症の典型的なパターンです。

ギャンブル依存症の恐ろしさ

実際に、ギャンブル依存症になった人の体験談を聞くと、その怖さがよく分かります。

例えば、ある女性は「最後は競艇に1日200万円使っていた」と話しています。
冷静に考えれば異常な行動ですが、ギャンブル依存症になると「負けた分を取り返そう」と思い、さらに大金を賭けてしまうのです。
しかも、「ギャンブルで負けた借金をギャンブルで返すしかない」と思い込んでしまう…。

このループにハマると、どんどん抜け出せなくなります。
結果、借金が3000万円以上に膨れ上がることも珍しくありません。

ギャンブル依存症の怖いところは、脳の仕組みが変わってしまうことです。
ギャンブルをしている時にドーパミン(快楽ホルモン)が大量に分泌され、快感を得るようになる。
でも、その状態を繰り返すことで普通の生活では何をしても楽しく感じられなくなるのです。
つまり、ギャンブルをしないと生きている実感すらなくなってしまう…。

依存症は家族や社会にも影響を及ぼす

オンラインカジノ依存症の問題は 本人だけにとどまらず、家族や周囲の人々、そして社会全体に影響 を与えます。

・ 借金を重ねることで、家族に金銭的な負担をかける
・ 仕事に支障をきたし、最悪の場合は失業
・ 生活費をオンラインカジノにつぎ込み、日常生活が崩壊する

また、 オンラインカジノは違法 であるため、利用者は「犯罪行為に手を染めている」ということを自覚する必要があります。「お金を増やしたい」という気持ちがいつの間にか 犯罪リスク につながってしまうのです。

依存症から抜け出すには?

「依存症になってしまったら、もう終わりなのか?」
…そう思う人もいるかもしれませんが、回復できる可能性は十分にあります

実際に克服した人の多くが言うのは「一人ではやめられない」ということです。
そのため、ギャンブル依存症の専門家は「自助グループ」に参加することが重要だと指摘しています。

同じ経験をした人たちと話すことで、自分だけではないと気づき、依存症から抜け出すきっかけが得られる

こうした場に参加することで、徐々にギャンブルなしの生活に慣れていくことが可能になるそうです。
ただし、完全に克服するには最低でも数年はかかるとのこと。

オンラインカジノは「違法」であり「危険」

ここまで見てきたように、オンラインカジノは違法なだけでなく、人生を狂わせるほどの危険があるものです。
しかし、その認識がまだまだ広まっていないため、「少しくらいならいいか」と安易に手を出す人が後を絶ちません。

「ちょっとだけ遊ぶつもりだったのに…」
「最初は無料版だったのに…」

気づいた時には借金を抱え、普通の生活に戻れなくなってしまう。
そんなケースが実際に起こっています。

大切なのは、「オンラインカジノはグレーゾーン」ではなく「完全にアウト」だと知ることです。
もし、周りに興味を持っている人がいたら、しっかりと警鐘を鳴らしてあげてください。

そして、すでに「やばいかも…」と思っている人は、すぐに誰かに相談すること
一人で抱え込んでいると、どんどん深みにハマってしまいます。

便利な時代だからこそ、怖いこともたくさんあります。
情報をしっかり見極めながら、健全な楽しみを大切にしていきたいですね。

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T.kawano

Web業に従事して約20年。人生の約半分以上をWebに費やしてきました。 長崎県産業労働部や商工会議所の専門家としてセミナーをしたりWebでお困りの方の相談にも乗っていました。 デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、 「つくって話せるWebディレクター」として活動中。 月間約700,000PVのwebサイト運営、フォロワー約15,000人のSNS運営の実績を元にWeb集客や、日常を語ります。 三児と一猫の父。趣味はバドミントンとお笑い。 「優しい」のに「仕事ができ」て「面白い」人間を目指して日々精進中。