ウェブマーケティングって何?なぜ注目されているのか|第2章(3)業種が違っても共通する考え方

第2章では、BtoB企業・製造業・専門職の場合、そして店舗ビジネス・サービス業の場合と、業種ごとにウェブマーケティングの考え方を見てきました。扱う商品やサービス、検討期間の長さ、意思決定のプロセスは大きく異なりますが、それでも共通して言えることがあります。それは、「業種が違うからやり方もまったく別」というわけではない、という点です。
違って見えて、実は似ているお客様の行動
BtoBであっても店舗ビジネスであっても、最初の行動は似ています。いきなり問い合わせをするのではなく、まず調べる。比較する。そして「このお店・会社なら大丈夫そうか」を静かに判断しています。この時点では、まだ売る側と買う側の関係は始まっていません。
業種を問わず、お客様が無意識に確認しているポイントは次のようなものです。
- 何をしている会社なのかがすぐ分かるか
- 自分たちの状況や悩みに合っていそうか
- 信頼できそうな雰囲気や考え方が伝わるか
この段階で違和感を覚えられてしまうと、価格やサービス内容を見る前に候補から外れてしまいます。
ウェブマーケティングの本質は「集客」ではない
ウェブマーケティングという言葉から、「アクセスを増やす」「集客をする」といったイメージを持つ方も多いと思います。しかし、ここまで見てきたように、本質は単純な集客ではありません。重要なのは、来てくれた人に対して、きちんと判断材料を提供できているかどうかです。
業種が違っても共通して求められるのは、
- 考え方や姿勢が伝わること
- 自分たちに合うかどうかを判断できること
- 次の行動(問い合わせ・来店)への不安が小さいこと
これらが揃っていない状態で、アクセスだけを増やしても成果にはつながりません。
「売り方」ではなく「伝え方」を考える
業種別に考え方が分かれるポイントは、売り方や見せ方の違いです。一方で、「どう伝えるか」という部分は共通しています。自社の強みを一方的に並べるのではなく、「なぜこの仕事をしているのか」「どんな人に向いているのか」を言葉にすることが、業種を問わず重要になります。
これは、営業の現場でも同じです。商品説明だけをする営業よりも、考え方や背景を丁寧に説明する営業の方が信頼されやすいのと同じ構造です。
第2章のまとめとして
第2章では、業種ごとの違いを見ながら、ウェブマーケティングが注目されている理由を掘り下げてきました。業種によって手法は変わりますが、「お客様が判断する前提で情報を整える」という考え方は共通しています。ウェブマーケティングは特別なことをするためのものではなく、これまでの営業や接客の考え方を、ウェブ上に整理していく取り組みだと言えるでしょう。
