なりふりかまわずフレンドリーなお店は、素敵だしやっぱり強い

私の家の近くに、いわゆる「日本のインドカレー屋さん」があります。厳密に言えばインドなのかネパールなのか、はっきりとは分かりません。とはいえ、日本の”インドカレー屋さん”はネパールの方が多いと聞いたことがあるので、勝手にそんなイメージを抱いています。

そのお店には、これまで10回ほどお邪魔しています。だいたい2ヶ月に1回ペースなので、決して常連というほどでもありません。おそらく店主さんからすると「見たことあるような気がする顔」くらいの存在でしょう。

そんな中で、今日ちょっとした出来事がありました。

コック姿のまま外に出てくる店主さん

その店主さん、よく店の前の駐車場にコック姿のまま出てこられます。たぶんお客さんが少ない時間帯なのでしょう。のんびりと外で空気を吸っている姿を何度か見かけています。

そして今日、私が車でその前をゆっくりとした速度で通りかかったときのことです。

店主さんがこちらを見て、ニコッ。そして、手をブンッと振ってくれたんです。

これには私も思わずドキッとしました。

これは「ようこそ」? それとも「いつもありがとう」?

これは「どうぞお店に来て食べてください」なのか、たまたま目が合ったから笑ってくれたのか。それとも「いつもありがとうございます」と認識されていたのか。

真相は店主さんしか知りません。

でも、どちらにせよ嬉しいことに変わりありません。私も思わずニコッと返して、軽く会釈しながら通り過ぎました。

フレンドリーは、やっぱり強い

私はこういったフレンドリーな対応が大好きです。

日本人だと恥ずかしくてなかなかできない部分もありますよね。「変に思われたらどうしよう」とか、いろいろ気を遣ってしまう。でも、にっこり笑って手を振るなんて、とても温かくて素敵な行動だと思います。

実際、私は「ああ、また近いうちに行こうかな」と思いました。

商売として見てもこれは大成功ですよね。人間として見ても素直に”良いな”と思える行動です。

小さな出来事が、一日をほんのり温かくする

そんなわけでただ車で通り過ぎただけなのに、今日はなんだかほっこりした気分になりました。

これが日本人の店主だったとしたら「手を振ったら意味が分からないかな?」「そもそも恥ずかしいな」という気持ちになってなかなかできないと思います。この方だったからできたんです。

なりふりかまわずでもいい。いや、なりふりかまわずだからこそ伝わる温度があるのかもしれませんね。(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。