「形振り」これ、なんと読む?

1178文字 Blog, シリーズ『学び』

突然ですが、クイズです。

「形振り」

これ、なんと読むでしょうか?

「かたふり」?「けいふり」?「かたぶり」?それとも…

正解は「なりふり」

正解は「なりふり」です。

「形振り構わず」

こう書くと馴染みあることばになりますよね。そうです「なりふりかまわず」です。

サムネイルのイメージから読めた人もいるのではないでしょうか。

「形」は「なり」とも読む

「形」という漢字、実は読み方がたくさんあります。

「形」の読み方

  • 音読み:ケイ、ギョウ
  • 訓読み:かた、かたち、なり

「なり」という読み方は普段あまり使わないので、パッと見では分かりにくいんですよね。

でも、「形振り(なりふり)」という言葉を知っていれば、「ああ、『なり』って読むのか」と納得できます。

意味も意外と知られていない

「形振り」という言葉、読めたとしても意味をちゃんと説明できますか?

形振り(なりふり)の意味 姿形(すがたかたち)、身なり、格好のことを指します。

でも、この言葉が一番よく使われるのは、実は否定形の「形振り構わず」という表現なんです。

「形振り構わず」とは 見た目や体裁を気にせず、必死になって何かをする様子を表します。

例えば:

  • 「形振り構わず走り出した」
  • 「形振り構わず助けを求めた」
  • 「形振り構わず勉強した」

体裁やカッコつけることを忘れて、必死に取り組む。そんな時に使う言葉です。

「形振り構わず」を使う場面

この言葉、私は好きでちょくちょく使います。

必死さを表現したい時

「形振り構わず頑張った」と言うと、見た目やプライドを捨てて全力で取り組んだことが伝わります。単に「頑張った」というより、その必死さが強調されます。

感動的なエピソードで

「形振り構わず子供を助けた」「形振り構わず駆けつけた」など、人間らしい必死な行動を描写する時に使うと、場面が生き生きと伝わります。

ビジネスシーンでも

「形振り構わず営業に回った」「形振り構わず学んだ」など、プロフェッショナルな必死さを表現するのにも使えます。

形振り構わず調べる癖をつけよう

今回「形振り」という言葉を取り上げましたが、こういう「読めない・意味が分からない」言葉に出会った時、どうしていますか?

以前は辞書を引くのが面倒で、なんとなく読み飛ばしてしまうことも多かったと思います。でも今は、スマホですぐに調べられる時代です。

分からない言葉に出会ったら、形振り構わず調べてみる。この習慣をつけると、語彙力がどんどん増えていきます。

皆さんも、「あれ?」と思う言葉に出会ったら、ぜひ調べてみてください。新しい発見があって、意外と面白いですよ。

それでは、形振り構わず(?)ブログを書き続けます (^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。