長崎の夏の風物詩「納涼ビール電車」~車窓の景色をつまみに乾杯~

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長崎の夏の楽しみの1つと言えば「納涼ビール電車」。

今年も7月25日から運行が始まったこの企画、なんと31回目の開催だそうです。毎年人気で、前期分のチケットは既に残りわずかとのこと。まだ一度も乗ったことがないので、今年こそは体験してみたいと思っています。

電車の中でビール

「納涼ビール電車」は、文字通り路面電車の中でビールを楽しめる企画です。

普段は通勤や移動で利用している長崎電気軌道の電車が、この期間だけは特別な空間に変身。クーラーの効いた車内で冷たいビールを飲みながら、車窓から流れる長崎の街並みを眺める。考えただけでも気持ちよさそうですね。

先日行われたデモ運行の様子がニュースで紹介されていましたが、参加者の皆さんがとても楽しそうでした。「クーラーの効いた中で、日常を見ながら飲む酒は最高」という感想が印象的。確かに、普段見慣れた景色も、ビール片手に眺めると違って見えそうです。

1時間半の贅沢な時間

この電車、1日1便で限定20席という特別感もいいですね。走行時間は約1時間半で、その間は飲み放題。デモ運行では「まだ5杯目」なんて声も聞こえたそうで、皆さんしっかり楽しまれているようです。

料金は飲み放題・食事付きで5000円。この価格で1時間半の特別な体験ができるなら、決して高くないと思います。普通にお店で飲んでも、飲み放題で食事付きなら同じくらいの金額になりますからね。

それに、電車の中でお酒を飲むという非日常感は、なかなか他では味わえません。長崎ならではの企画だと思います。

長崎の街を違った角度で楽しめる

普段、車や徒歩で移動していると気づかない景色も、電車の車窓からだと新鮮に見えるかもしれませんね。

長崎は坂の多い街で、路面電車は街の中心部を縫うように走っています。住宅地、商店街、オフィス街、観光地など、様々なエリアを通過する中で見える「日常の長崎」を、ゆっくりと楽しめるのがこの企画の魅力だと思います。

地元に住んでいても、改めて街を眺める機会ってなかなかないですよね。ビール片手にのんびりと車窓を眺めながら、「あ、この辺りはこんな風になってるんだ」なんて新発見があるかもしれません。

チケット入手は早めに

気になるチケットですが、前期分(おそらく7月25日から8月中旬頃まで)は既に残りわずかとのこと。人気の高さがうかがえます。

後期分は8月18日からの運行で、チケットは8月4日から長崎電気軌道のホームページで販売開始予定だそうです。限定20席ということなので、興味のある方は販売開始と同時にチェックした方が良さそうですね。

31回目ということは、1993年頃から続いている計算になります。これだけ長く愛され続けているということは、それだけ魅力的な企画なんでしょう。

夏の思い出作りにぴったり

長崎の夏は暑いですが、だからこそクーラーの効いた電車の中で飲む冷たいビールは格別だと思います。

友人同士で参加しても楽しそうですし、夫婦やカップルでゆったりとした時間を過ごすのにも良さそう。普段とは違う視点で長崎の街を眺めながら、夏の思い出を作れる素敵な企画だと思います。

今年は9月6日までの運行予定なので、まだまだ時間はあります。暑い夏の夜に、ちょっと特別な体験をしてみませんか?

私も今年こそは絶対に乗ってみたいと思います。後期分のチケット販売開始日をカレンダーにメモしておかなくては。

皆さんも機会があれば、ぜひ長崎の夏の風物詩を体験してみてください。きっと忘れられない夏の夜になりそうです (^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。