最近の中で一番ビックリ!あの“毛虫”の真実!? 〜フクラスズメ〜

1169文字 Blog, シリーズ『学び』

昔学校の行き帰りに、よく見かけるあの黒くてトゲトゲの毛虫。
最初に見たときは「うわっ、なんだこれ……!」と一歩引いてしまうほどのインパクトでした。
正直に言えば、最近見た中で一番ゾッとしたビジュアルです。

でも、ふと気になって調べてみたんです。
その結果、まさかの事実が判明して驚愕……いや、感動すら覚えてしまいました。

フクラスズメの幼虫って、こんなやつです

その毛虫の名前は「フクラスズメの幼虫」。

えっ!?スズメの幼虫なの?毛虫みたいなのって「蝶」とか「蛾」になるんじゃないの!?

って一瞬思いますが安心してください、スズメではなくちゃんとした「蛾」です。
黒い体にオレンジのポイント、そしてトゲトゲとしたフォルム。
見た目はまるで毒虫のようで、「絶対に触っちゃいけないやつ」と思い込んでいた存在です。

ここまでのイラストになれば可愛くは見えますけどね…

成虫になると、スズメガ科の中でも比較的大きく、羽を広げるとモスグレーの羽に美しい模様が広がります。
見た目の派手さや存在感から“ちょっとした悪役感”が漂いますが、じつはそれ、私たちの誤解かもしれません。

実は………無害でした

驚くべきことに、このフクラスズメの幼虫……「毒は一切ありません」。
刺したり、かぶれたりという害もないんです。

あのトゲのように見える部分も、実は柔らかくてただの“ビジュアル装備”。
天敵に食べられないよう、自分の身を守るために“いかにも危なそう”に見せているだけだというのです。

見た目が派手だと「毒がある」と思われがちですが、それは自然界の“擬態”の一種。
そうと知ると、あの毛虫に対してちょっと親しみが湧いてきますよね。

ちなみに成虫となった蛾「フクラスズメ」も無害なのだそうです!
そんなの信じられないですよね、私も信じられなかったのでいくつか文献を漁りました。結果は…やはり白(無実)でした。

※もちろんアレルギー反応を起こす人もいるかもしれないので触らないに越したことはありません。

見た目で判断してはいけない、改めてそう思いました

「気持ち悪い」「怖い」「無理!」
私たちは見た目だけで、そんなレッテルを簡単に貼ってしまいがちです。

でも、今回のフクラスズメの幼虫のように、「本当は全然そんなことなかった」
むしろ「守るために、そう見せていた」なんてことがあるのです。

それって、人にも通じるところがある気がしました。
第一印象で判断せず、ちゃんと中身を知る努力をしよう。
そんなふうに思わせてくれた、小さな黒い毛虫。
最近の中で一番、ビックリした“学び”でした。

今後、またフクラスズメの幼虫を見かけたら、
ちょっと目を細めて優しく見守ってあげたいと思います!

…いや…でもあの姿だとさすがに無理か…(汗)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。