ゴールデンウィークの長崎観光に変化!道の駅「彼杵の荘」が2年連続でトップに

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みなさん、今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
私は仕事もしつつ、家族と過ごしつつで大きなおでかけはしませんでした。子ども達は妻や義理の妹の協力の元、試合や映画に連れて行ってもらうなどできたみたいです。

そんな中、長崎県内の観光客数のニュースが気になりました。
今年の大型連休中(最大11日間)の長崎県内32の主要観光施設の来場者数ランキングが発表されたそうです。

結果はなんと…東彼杵町の道の駅「彼杵の荘(そのぎのしょう)」が2年連続のトップ
他の観光施設を押さえてここがトップというのは驚きです。

道の駅「彼杵の荘」は大人気

「彼杵の荘」は長崎県東彼杵町にある道の駅
私はまだ行けていないのですが、ハウステンボスや波佐見陶器まつりの会場にも向かう県道沿いに位置しており、交通の要所として多くの観光客が立ち寄るスポットです。

今年のゴールデンウィークには約5万1600人が訪れたとのこと。
これは前年より約5000人も増加しているそうで、行ったことがない私からしてはなぜそんなにも人気?…と思いました。

「彼杵の荘」は新鮮な野菜や特産品、お土産はもちろん、彼杵茶や地元の美味しい食材を楽しめるカフェやレストランも魅力なのだそうです。
特に彼杵茶は全国的にもファンが多く、SNSでもよく話題になっていますよね。

長崎県内では唯一のETC2.0

この「彼杵の荘」、実は珍しい「ETC2.0対応 道の駅」としても知られています。
ETC2.0とは通常のETC機能に加えて、渋滞・事故・気象などの情報提供
スマートIC連携
などが可能な次世代サービスです。
国のモデル事業として全国約1200箇所の道の駅のうち約40~50箇所(約4%程度)しか指定されておらず、長崎県内では「彼杵の荘」だけという希少な存在。

ドライバー向けの案内標識にも「ETC2.0 道の駅」と表示されているため、高速道路の利用者にも広く認知されています。(とは言っても私は認識はしていたけれど、どんなものなのかは知りませんでした。)
一方で、一般道からも問題なくアクセス可能なので、地域住民や観光客も気軽に立ち寄れるのが特徴です。
ETC2.0社会実験・モデル事業では、スマートICや専用出口と連携して

高速道路 ⇄ 道の駅 ⇄ 高速道路

という立ち寄り(立ち寄り通行)を可能にする仕組みを試験的に運用しています。

道の駅「彼杵の荘」は一般道からも普通に入れる通常の道の駅ですが、ETC2.0搭載車両なら高速道路利用中に立ち寄って戻ることも可能という特別ルートがある、というイメージです。
(※実際の運用範囲や出口の有無は地域や事業段階によって差があるため、全道の駅ETC2.0が必ずこれとは限りませんが、「彼杵の荘」はこのモデルケースの代表格です。)

2位・3位は意外な(?)結果に

気になる2位は長崎県美術館約4万8600人
なんと昨年比約2.5倍という驚異的な伸びです。
美術館ってどうしても「落ち着いて静かに行くところ」のイメージが強かった私ですが、最近は企画展やイベントに力を入れているようで、若い方や家族連れにも人気なのだそうです。
特に今は「金曜ロードショーとジブリ展【長崎展】」が人気で今年が特に伸びているのかもしれませんね。

3位にはグラバー園がランクイン。長崎の観光といえばやっぱり外せない場所ですよね。

ちなみに32箇所とはどこのことなのだろうと思って調べた所、下記のリンク先のPDFがそれに該当しそうです。
あいまいなのは、下記の施設では29箇所なのですよね…でもあぐりの丘とかロープウェイなどあり、正解ではあると思います。

https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kanko-kyoiku-bunka/kanko-bussan/statistics/syuyousisetu/291034.html

長崎県全体では過去最多級の賑わいに

県全体では約44万8700人が観光施設を訪れ、
前年より約5万5000人増加したとのこと。

県の観光振興課によれば、

  • 平日を4日挟んだ「飛び石連休」ながら前年より休みが1日多かったこと
  • 天候に恵まれたこと

これらが好調の要因だそうです。コロナ禍以降、少しずつ県外や海外からのお客様も戻ってきているのですね。

今後に期待したいこと

今回のニュースは、長崎県の観光業界にとってとても明るい話題でした。
しかし、これを一過性のブームで終わらせないためには、

  • 地元の魅力をもっと県外や海外に向けて発信する
  • 季節を問わずリピーターを呼び込む仕掛けを作る
  • 地域ごとに特色を活かしたコンテンツを企画する

などの継続的な取り組みが必要だと感じました。

「彼杵の荘」や「長崎県美術館」も素晴らしい成功例ですし、
他の地域でもこうした事例が増えていけば、長崎全体がもっともっと活性化していくのではないでしょうか。

私もいずれETC2.0を利用して「彼杵の荘」に行ってみたいと思います!皆さんもぜひ、改めて“長崎の魅力”を再発見してみてくださいね(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。