なんと28年越し時津町の「町道 日並=左底線」が完成
長崎県西彼時津町の町道 日並=左底線がついに全面開通しました!
事業開始からなんと28年越し、地元の皆さんにとっても、長く待ち望まれていた道路です。
しかもただの道路ではありません。 国道206号の慢性的な渋滞を緩和し、さらには災害時の迂回路にもなる、地域にとってとても大きな役割を担うバイパスなのです。
今回はそんな「町道 日並=左底線」についてお話します。
町道 日並=左底線とは?
- 全長:約2.04km
- 幅員:6.5m〜10m(片側1車線)
- 総事業費:約39億円
- 完成までの期間:1997年度〜2024年(28年)
もともとは国の補助を受けて始まった事業ですが、途中で補助がなくなり、2007年度以降は町の単独事業として進められました。
しかも、工事エリアは固い岩盤の山間部。普通の道路工事よりもずっと時間と手間がかかったそうです。
それでも関係者の皆さんの努力によって、ようやく開通の日を迎えることができました。
国道206号の渋滞問題に光
時津町の中心を通る国道206号といえば…
・通勤時間帯の朝と夕方は大渋滞 ・午後2時を過ぎると村松(琴海方面)まで数珠つなぎ ・長崎市内に行くまでにどれだけ時間がかかるかわからない…
そんな声をよく聞きます。
私自身も206号を使うことがあるので、「混んでいるなぁ…」と感じることはしばしば。
15年ほど前は日並郷に住んでいたので、その混み具合を実感していました。
だからこそ、今回の町道開通は本当にありがたい話。国道を迂回できる新たな道ができたことで、少しでも渋滞が緩和されるといいなと期待しています。
実際、町の想定では1日約2,800台の通行を見込んでいるそうです。 これだけの車が国道から分散されれば、かなり助かりますね!
災害時にも強い道路
さらに、今回の「町道 日並=左底線」の魅力は、ただ便利なだけではありません。
実はこの道路、土砂災害警戒区域の外側にあります。
つまり、万が一の
- 地震
- 水害
- 土砂災害
といった災害時にも、安全に通行できる道として活躍してくれるのです。
普段はバイパスとして、そしてもしもの時は命を守る道として。 地域の安心感をぐっと高めてくれる存在になりそうですね。
地元の人たちの喜びの声
開通式では、町長さんや自治会長さんたちも口々に
「本当にうれしい」
「生活道路としても便利になる」
「完成までに協力してくれた全ての人に感謝」
と、喜びと感謝を語っていました。
また、ある地元の方が言っていた
「国道が渋滞してどうしようもない時でも、この道でサーッと行ける」
という言葉がとても印象的でした。
こういう、地域の声に応えるインフラ整備って、本当に大事ですよね。
個人的には…
個人的には時津町の交差点から10工区にかけてがとにかく混むので、道路の拡張や、時津と長与を大村湾上で繋ぐような道路をつくるなどしてくれるともっと解消に繋がるとは思うのですが、道路を作るのはかなり時間と費用がかかることなので気軽には言えませんもんね…
地道な努力が、未来をつくる
今回の「町道 日並=左底線」の開通は、派手なニュースではないかもしれません。
でも、20年以上かけて着実に進められてきた「地道な努力」の結晶です。
こういう一歩一歩が、地域の未来を支え、 「住みやすさ」や「安全」を作っていくんだなぁと改めて感じました。
私たちの仕事にも通じる部分があるかもしれませんね。
大きな成果も、小さな積み重ねから。 派手じゃなくても、着実に一歩ずつ。
そうやって、地域の暮らしも、私たちの仕事も、前に進んでいけたらいいなと思います(^^)

KTNのニュースより繋がった場所のマップをいただきました。