ITリテラシーって何?どうやって鍛えるの? -会社の立場編-
数年前から業界的にはよく使うようになった言葉『ITリテラシー』。
IT関連で仕事をしていない人にはなじみのない言葉かもしれませんが、全業種で使用する言葉です。
ITリテラシーとは、IT(Webサイト・通信・ネットワーク・セキュリティ)に紐付く要素を理解する能力、操作する能力という意味です。
つまり、
ITを理解する能力がある人
ということですね。
ITに詳しい人と言いたいのですが、IT業界も知識の量をどう量れば良いか分からず、どのラインが詳しいのか分からないので、この表現に留めておきますね。
建設会社にいても工場にいてもこのご時世ではITを利用しなくてはいけないため、ITリテラシーを持つ人は必要ですね。
ITリテラシーがある人に支えてもらっているという現代
地方で仕事をしているとITリテラシーの差が激しいです。
これはITリテラシーが低いのが悪いわけではなく無いのが当たり前であって、ある人が素晴らしい・ありがたいという表現が正しいかもしれませんね。
各会社はこのITリテラシーがある人のおかげで成り立っている現状があります。
実際にITリテラシーがある人に支えてもらっているのはこのような場面が多いです。
- Wordで文章の作成や編集
- Excelで表計算の作成や編集
- 情報収集のための検索
- メールのやりとり
- メールの設定
- パソコンの設定
- スマホやタブレットの設定
できる人からすればこんな簡単なこと…と思うかもしれませんが、できない人からすればこのようなことができるだけでも『パソコンに詳しい人』と思われます。
ITリテラシーがあるかどうか分からない問題
会社としてはITリテラシーがある人をできるだけ採用したいと思います。
ですがなかなかその判別がつきません。IT関連は幅が広すぎて「この人が何に詳しいか分からない」んです。
パソコンが得意と聞いたので、ホームページも得意と思い、ホームページの担当をさせたら進みが悪かった。など
同じIT業界でも幅が広いため、こっちのジャンルは知識があるけれど、こっちのジャンルは全く分からないという問題が出てしまいます。
これは他の業種でも言えることですが、やはりITは幅が広すぎるためどのジャンルに強いか分かりにくいという問題があります。
例えばホームページ制作で言えば、「ホームページをつくれます」という方がいたとしても、カメラ撮影はできなかったり、デザインは不得意でプログラミングが得意…またはその逆といったようにホームページ制作でも中の業種がたくさんあるため、得意不得意の見極めを未経験の方が行うのは難しいんですよね。
IT業界にいる私だとある程度の質問でどのジャンルができるか分かりますが、それでもスキルの深さはなかなか分かりません。
ITリテラシーがある人の特徴
会社としては自分達が必要とするジャンルに強いITのスキルを持った人が欲しいと思いますが、そういった方を採用するのは地方では特に難しいと考えた方が良いでしょう。
ですが、そのジャンルに詳しくなくてもITリテラシーがあれば特定のジャンルを伸ばすことができます。
それを期待して会社は採用を意識する方が良いかもしれませんね。
ではどんな人がITに詳しい人なのか、ポイントを挙げます。
- 失敗を恐れない
- 面倒くさがらない(分からないといって投げ出さない)
- 自分で調べることができる
- 問題の原因を絞り込み、優先順位をつけて対策を行うことができる
はい、以上です。
えっ?これだけ?と思うかもしれません。
ITの知識量で言えば、経験豊富であったり資格を持っていることで量の確保はできます。
しかし、知識量がなくてもこの考え方があればITリテラシーを養うことができるのです。
これを繰り返していくと、『ITの基板となる考え方』ができあがります。
すると、今まで対応したことがない壁に当たっても、この基板の考え方でクリアすることができるのです。
よくITに詳しくない人が引っかかるのが「失敗を恐れてしまう」ことにあります。
何かを触ったら分からなくなった、おかしくなったという経験から触ることを恐れてしまいます。
ITはまずは触ってみることが必要でそこからたくさん失敗をし、うまくいく方法を早く見つけられるようになります。
他の説明は割愛させていただきますが、ITリテラシーは育てることができます。
会社がITリテラシーのある人を採用するためには
ITリテラシーのある人を採用したいと思っている会社もたくさんあります。大企業になれば選考基準を設けやすいのですが、地方の会社だとなかなか難しい所です。
また、人材不足と言われる地方で狙ったスキルを持っている人を見つけるのはかなり大変です。
ですので、この基盤を持っている人を採用して、育てていくという考え方の方が良いかもしれませんね。
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