ローソンの駐車場で車中泊!新サービスを見て思った「アイデア次第で既存資産が宝の山」という話
ローソンが店舗の駐車場を車中泊用に有料で提供するサービスを今月から開始するとのこと。
1泊2500円〜3000円で、トイレも使えて充電設備もあり、ゴミ袋まで提供してくれるんだそうです。最初は千葉県内の6店舗からスタートして、来年6月まで実証実験を行うとか。
このニュースを見て、なるほどと思いましたね。
駐車場という既存資産を活かす発想
コンビニがこういうサービスを始めるのって、本当に面白いアイデアですよね。
よく考えてみれば、コンビニの駐車場って夜間はガラガラになることが多いですし、昼間は買い物客でいっぱいでも夜中は空いているスペースがもったいない。それを有効活用しようという発想は、まさに「既存資産の再活用」の好例だと思います。
しかも、ただ場所を貸すだけじゃなくて、トイレ利用可、充電設備完備、ゴミ袋提供まで付いて「RVパーク」として正式にサービス化している点が素晴らしいですね。
夜勤スタッフの負担は大丈夫?
一方で、ちょっと心配になったのが現場の負担です。
これまでは「駐車場での長時間滞在はご遠慮ください」みたいな感じで対応していたものが、今度は正式なお客様として受け入れることになります。予約確認、設備の説明、何かトラブルがあった時の対応…夜勤のスタッフさんが少し大変になるかもしれませんね。
でも、きちんとルール化されて料金をいただくサービスになれば、逆に管理しやすくなる面もあるのかもしれません。「なんとなく居座っている人」と「正式なお客様」では、対応の仕方も明確になりますからね。
料金設定は妥当?コスパを考えてみた
1泊2500円〜3000円と聞いて、最初は「ちょっと高いかな?」と思いました。でも、よく考えてみると意外とコスパが良いかもしれません。
一般的なRVパークの料金を調べてみると、だいたい2000円〜4000円程度が相場。ローソンの価格設定は、その範囲内に収まっています。
しかも
- 充電設備完備
- トイレ自由使用
- ゴミ捨てOK
- 24時間明るい環境
- 困った時すぐに買い物できる
これらの条件を考えると、むしろお得かもしれません。
個人的には充電やゴミ捨ては無しにして、ただ駐車場とトイレだけ借りて1000円前後で借りれるプランもあったら嬉しいなとは思います。なるべく安く、そして安全に車中泊できるというのは魅力ですからね。
ただ、どの車の人がどのプランにしていたか管理がさらに大変になるので、安く払って不正をする人も出てしまう可能性があるため、現実的にはプランを増やすのは難しいでしょうね。
24時間営業コンビニならではの安心感
個人的に一番の魅力だと感じたのは、24時間明るくて人がいる環境だということです。
山奥のRVパークだと夜は真っ暗で静か過ぎて、初心者には不安です。でもコンビニなら常に明るいし、何かあればすぐにスタッフさんに声をかけられる。防犯面でも安心感がありますよね。
それに、夜中にちょっと飲み物が欲しくなったり、朝食用のパンを買いたくなったりした時に、歩いて数秒でコンビニに行けるのは本当に便利だと思います。
アイデア次第で新しいビジネスが生まれる
このローソンの取り組みを見ていて思ったのは、「既存の資産も見方を変えれば新しいビジネスになる」ということです。
駐車場という、これまで「おまけ」的な扱いだった部分を、きちんとした収益源に変える発想。これって、どんな業界にも応用できそうですよね。
地方での展開にも期待
千葉県での実証実験が成功すれば、全国展開も検討されるとのこと。特に地方の観光地周辺でこのサービスが広がれば、車中泊での旅行がもっと身近になりそうです。
長崎県内でも、観光地へのアクセスが良いローソンでこのサービスが始まったら、県外からの観光客にとって新しい選択肢になるかもしれませんね。ハウステンボス周辺とか、雲仙・島原方面とか、需要がありそうな気がします。
まとめ:発想の転換が新しい価値を生む
ローソンの車中泊サービス、実際に使ってみたいかどうかは人それぞれだと思いますが、「既存の資産を別の角度から活用する」という発想は、とても参考になりました。
私たちも普段の業務の中で、「これって他の使い方もできるんじゃないか?」「お客様にとって別の価値を提供できないか?」という視点を持ち続けたいものです。
実証実験の結果がどうなるか、とても楽しみですね(^^)