ネットが切れている時に表示される恐竜「Chrome Dino(クローム・ディノ)」を知っていますか?
仕事中や調べ物をしている最中、突然ネットワークが切れて「接続できません」という無機質な画面が出てくると、どうしてもイラッとしてしまいますよね。先日、私もWikipediaを読んでいる時にWi-Fiが切れてしまい、ガッカリしながらその画面を眺めていました。
すると、画面の上にちょこんと佇む一匹の恐竜が目に留まりました。

何気なくスペースキーを押してみたところ……なんと、ドット絵の恐竜が走り出し、障害物を避けるアクションゲームが始まったのです!「えっ、こんなところでゲームができるの!?」と、思わずそのゲームをしてしまいました。
調べてみると、これは「Chrome Dino(クローム・ディノ)」と呼ばれるGoogle Chromeの隠し要素(イースターエッグ)だそうです。今回は、ネットが繋がらない時の絶望をちょっとハッピーに変えてくれる、この愛すべき恐竜ゲームについてご紹介します。
なぜ「恐竜」が選ばれたのか?
開発チームによると、恐竜がキャラクターに選ばれた理由は実にユーモアに溢れています。それは、「インターネットがない状態は、まるで恐竜がいた石器時代(Prehistoric age)に戻ったようなものだから」というジョークから来ているそうです。ネットが使えない不便さを「石器時代へのタイムスリップ」と捉えるあたり、Googleらしい遊び心を感じますよね。
驚愕の事実:ゲームをクリアするには「1,700万年」かかる
このゲーム、クリアはあるのだろうかと思って調べると、実はこのゲームを完全にクリアしようとすると、約1,700万年かかるように設定されています。これは、ティラノサウルスが地球上に生存していた期間と同じになるようにプログラミングされているためだそうです。事実上「終わりはない」と言っていい、壮大なスケールのゲームなのです。
スコアが上がると世界に変化が起きる
最初はただサボテンをジャンプで避けるだけのシンプルな内容ですが、走り続けると以下のような変化が楽しめます。
- 夜モードの到来: スコアが約700点を超えると、背景が白から黒に変わり「夜」になります。しばらく走るとまた朝に戻るという、心憎い演出です。
- 新たな敵の追加: 地面のサボテンだけでなく、空飛ぶ翼竜(プテラノドン)が現れます。しゃがんで避ける動作が必要になり、一気に難易度が上がります。えっ?!しゃがむもあるの?と思ってしゃがめそうなキーの「↓」を押すと、ちゃんと恐竜ちゃんがしゃがみました(笑)
ネットが繋がっていても遊べる「裏ワザ」
「わざわざWi-Fiを切るのは面倒だけど、今すぐ遊んでみたい!」という方は、Chromeのアドレスバーに以下のURLを直接打ち込んでみてください。いつでもフルスクリーンでこのゲームを楽しむことができます。
chrome://dino
イライラを「ほっこり」に変えるUXの魔法
ネットワークエラーという、ユーザーにとって最もストレスがかかる瞬間に、こうしたちょっとした楽しみを用意しておく。これはWebデザインやシステム開発における「UX(ユーザー体験)」の観点からも、非常に素晴らしい工夫だと感じました。
決してすごく楽しいわけでもないし、長く遊べるわけでもない。多機能でもありませんが、ネットが繋がらずに殺伐とした空気を、一瞬で「ほっこり」させてくれるハッピーな機能。私たちもサービスを作る際、こうした「ユーザーの心に寄り添う遊び心」を大切にしていきたいものですね。次に画面に恐竜が現れた時は、ぜひハイスコアを目指して挑戦してみてください(^^)

私が勝手に作ったパッケージイラスト
