初めての鎌倉散策、歴史と自然と人のにぎわいに触れる ー御成通りと鎌倉大仏編

2519文字 Blog, Private, シリーズ『旅と飲食』

今回の旅では、東京から足を延ばして、憧れだった鎌倉のまちを歩くことができました。

歴史あるお寺や神社、美しい自然、そして観光客でにぎわう商店街。どこか懐かしく、それでいて初めて見るものばかりのこの街は、歩くだけで心が動く場所でした。

藤沢から江ノ電で鎌倉へ

江ノ電に揺られながら鎌倉へ。古い街並みに囲まれた線路沿いを走るこの電車は、それ自体が観光のような存在。窓から差し込む光、すれ違う景色に目を奪われながらの移動時間が、すでに旅の一部です。

長崎にも電車があり江ノ電と似ている部分が多々あります。ただ、明らかに違うのは風景が駅の間によってがらりと変わること。住宅のギリギリを通る景色は今までに見たことがないスリリングな景色。そして急に海が見えだし江ノ電ならではの景色も楽しむことができました。

鎌倉には2つの顔がある —— それは先に知っておきたかった

今回、鎌倉を訪れて強く感じたことがあります。

それは、「鎌倉には2つの顔がある」ということ。そして、その2つを知っているかどうかで、鎌倉の楽しみ方は大きく変わるのではないかということです。

ひとつは観光地としての顔。いわゆる東口側に広がる「小町通り」です。連日観光客でにぎわい、食べ歩きグルメやお土産屋さんがひしめき合うこのエリアは、まさに“鎌倉観光”の醍醐味を凝縮した場所。世界各国から人が集まり、歩いているだけで活気に満ちたエネルギーをもらえる場所です。

もうひとつは、生活の中に溶け込んだ静けさとセンスを感じられる顔。それが西口側にある「御成通り」。こちらは、地元の人々に長年親しまれてきた暮らしの通りで、観光地というより“文化を味わう空間”といった方がしっくりきます。洗練されたカフェや雑貨店が並び、ふらりと立ち寄りたくなるような空気が流れています。

今回の旅では前もって調べなかったのもあって、小町通りを知らず最初に御成通りを訪れ、翌日に小町通りに行きました。ですが、もしもこの2つのエリアの違いを事前に知っていたなら、もっとバランスよく、もっと深く鎌倉を味わえたのではないかと思っています。

個人的には、まず小町通りで観光地としてのにぎわいをしっかり体感する。活気あるお店を見て歩きながら「鎌倉ってこんなに人が集まる場所なんだ」と実感する。その後に御成通りへ足を運び、品のある空間で、もうひとつの鎌倉の表情に出会う。私の場合はそんな順序で回っていたら、きっとこの街の魅力がより立体的に伝わってきたことでしょう。

これから鎌倉を訪れる方には、ぜひこの“2つの顔”を意識して歩いてみてほしいと思います。
にぎわいと静けさ、その両方をバランスよく味わうことで、鎌倉という街がぐっと近くに感じられるはずです。

鎌倉駅西口からすぐ、静けさとセンスが光る「御成通り」

鎌倉ならではの魅力的なエリアとして、「御成通り(おなりどおり)」があります。鎌倉駅の西口から徒歩わずか1分ほど。江ノ電の鎌倉駅から出て左側に向かうと喧騒を離れた落ち着いた通りへと入り込めるのがこの「御成通り」の良さです。(と言っても人はたくさん歩いていますよ)

もともとこの道は、明治時代に鎌倉に御用邸ができた際、皇族が通るために整備された「御成りの道」が由来。そんな背景からか、どこか気品のある静けさが今でも漂っています。

歩いてみると、通りの両側には個性的なカフェやベーカリー、上質な雑貨店、ギャラリーなどが並び、観光地というより“暮らしの中の良いもの”を集めたような印象。喧騒とは無縁で、落ち着いた時間の中でじっくりお気に入りを探す楽しみがあります。

私自身も、前日の夜に御成通りを歩いたことで、どこか気持ちが落ち着いたような気がしました。ですが、小町通りの存在をその時には知らなかった翌日、小町通りの人の多さに圧倒されてしまったあとに「やっぱり自分には御成通りの方が合ってるな」と思わずにはいられなかったのです。

写真映えするスイーツや、センスの良い器が並ぶ和雑貨店など、視覚的にも楽しいスポットがたくさん。あえて何も決めずにふらっと歩くのが一番心地よい通りだと思います。

静かな鎌倉を楽しみたい方、観光疲れのリセットにぴったりの空間を探している方には、ぜひ立ち寄っていただきたいエリアです。

御成通りから「長谷駅」の方面へゆっくりと向かう

御成通りを出た後も同じように品の良いお店達がちょくちょく立ち並ぶ通りをキャリーを引きながら歩いて行きました。

個性的な雑貨店やカフェが立ち並んでいて個人的には好きなオシャレ感です♪

個人的にはこれが好きでした(笑)
理容室のこのサインポールって小さい物は1万円程度、高い物になるとウン十万円になりますし、メンテナンスも必要になります。
これなら最初の塗装代で基本は済むし、(塗装のメンテはいりますが)、パッと見て理容室だと分かる。そしてオシャレな感じがしますよね(^^)
こういう発想好きなんです。

さて、じGoogle マップでは20分ほどで宿に着くと出てましたが、ゆっくり歩きながら時には写真を撮って進んだので40分ほどかかりました。

実は私の泊まる宿が「鎌倉駅」最寄りかと脳内で勝手に思っていたのが歩きすぎの始まりでした(汗)
本当はその3つほど手前の「長谷駅」で降りれば宿へは5分ぐらいで着き、荷物を置いて身軽な状態で観光が出来たのでこれも失敗しましたね…

ようやく宿に着き、チェックインを済ませる。

今回泊まるのは「guesthouse SHIBAFU(ゲストハウス シバフ)」です。ここについてはまた別の記事で書きます。

その後は宿泊者のみが利用できるフリースペースで少し作業をしたのち、夕方の散策と飲食へ向かいました。(※夜のパンダバルでの飲み歩きについては別記事をご覧ください)

パンダバルを後にしてほろ酔い気分で宿に帰って寝支度が完了したのは23:30頃。夜更かししすぎない良い動き。
鎌倉初日は夕方からとなりましたが思い出に残る最高の初日となりました(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。