森まで借りる!?進化するレンタルビジネス

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最近よく聞く「サブスク」や「シェアリングエコノミー」。
物を買わずに「借りる」「体験する」時代になってきましたが、最新のレンタルビジネスでは、思わず「そこまで貸しちゃうの!?」と驚かされるものがあります。

今回はそんな“進化するレンタルサービス”について、私なりの目線でまとめてみました。

PS5がレンタルできる時代

先日もご紹介しましたが、ゲオでゲーム機「PlayStation5」もレンタルできるという話。
大手レンタル店「ゲオ」が今年2月から始めたサービスだそうで、なんと1週間980円でPS5が借りられるんです。

購入すると6万円以上…。
「気軽に試してみたい」「まずは遊んでから買うか考えたい」という人にはピッタリですよね。

ゲオの店舗では約半数で稼働率100%と大人気。
街のレンタルビデオ店の存在感が薄れつつある中で、「新しい集客のきっかけを作りたい」という想いも伝わってきます。

改札から5秒!駅ナカレンタル「プレンタ」

次に紹介されていたのがJR東日本の「プレンタ」という新サービス。
「プレンタ」とは、駅ナカで旅先用アイテムを受け取り・返却できるレンタルサービスです。
今年3月から東京駅で始まり、これもまた面白いアイデアだなあと感心しました。

例えば…

  • モバイルバッテリー(980円~)
  • 小型ジンバルカメラ(1580円~)
  • 防振双眼鏡(14倍)(1980円~)
  • 折りたたみ式キッズチェア(1880円~)

など全11種類のアイテムが揃っているそうです。

旅行中に「カメラ忘れた!」「双眼鏡があれば…」というピンチはありがちですよね。
改札から5秒で借りられて、駅で返せるのは本当に便利。
私も出張や旅行のときにぜひ使ってみたいサービスです。

森までレンタルできる!?

なんと森までレンタルできるようになりました。

「forenta(フォレンタ)」というサービスで、全国16道府県で展開中。
茨城県の水戸エリアでは1区画200㎡以上・年間4万4000円~9万9000円で貸し出しているそうです。

実際に森を借りてキャンプやタケノコ掘り、井戸掘りまで楽しむ人たちも。
「キャンプ場では自由にできないことが自分の森ならできる」という利用者の声に納得です。
中には365日ほぼ毎日通って“野営基地”を作り上げた猛者(73歳)も登場していました。

自然破壊や大規模作業は禁止されていますが、木の枝や落ち葉の利用、テント設置はOKという自由度の高さが大人気の理由のようです。

森の使い方は無限大!

このサービス、実は幼稚園の活動場所としても使われているそうです。
茨城県の「みと森のようちえん」では月6回子どもたちが森に通い、自然と触れ合う時間を大切にしているとのこと。
その場で掘ったタケノコをそのまま調理したり、普段の公園ではできないような体験ができるのは素敵ですね。

さらに静岡県の宇佐美エリアではみかん収穫ができたり、千葉県の富田エリアでは植林された人工林の中で遊べたりと、森によって特徴もさまざま。
特に千葉の富田エリアは5月時点で全区画が埋まるほどの大人気だそうです。

月2回通う家族は自作のジップラインで遊んだり、家族時間を満喫。
年間約10万円で何回行っても同じ料金というのも利用の仕方によってはお得感がありますね。

モノを借りることで「コト」を得る

今回の特集を通して感じたのは、レンタルの魅力は「モノ」だけではなく、その先にある「コト=体験」や「思い出」なのだということです。

PS5を試して新しいゲーム体験を楽しむ。
旅先で必要なアイテムを気軽に借りて身軽に動く。
自分だけの森で思いきり遊んだり、家族と過ごしたりする…。

どれも「買わなくても豊かな時間が得られる」という現代ならではの価値観です。

私も「必要なときに必要なだけ」「まずは試してみる」というスタイルを上手に取り入れて、
これからの暮らしや仕事にもっと「楽しい体験」を増やしていくのも良いですね(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。