勉強の仕方 -中一の息子へミルフィーユ作戦-
学生の頃、塾講師と家庭教師をしていた私ですが、今では中一の問題を見ても唸ってしまうほどに忘れてしまっています。
そんな中、中一の息子の勉強をたまに見るのですが色々と課題があり、どのように教えれば良いかいつも悩んでいました。ここで学生の学習レベルを図るための指標を考えてみると
- 問題が読める
- 解き方が一部分かる
- 解き方が全部分かる
- 答えまで出せる
大きく分けるとこのような感じですね。
息子の数学は元々、1もできていない状況でした。
問題を読むというのは誰でもできそうなことですが、できない人からすると難しいことなのですよね。
まずは書いている文章を読み「何を解くのか。それを解くための材料(ヒント)は何か」という理解が必要です。
ざっくり読んでしまうとその材料を読み間違えたり引っかけにかかったりと、難しい問題になればなるほど罠が仕掛けられていることも多々です。
そして、息子は元々勉強習慣がなく、これまでは集中力もありませんでした。
ある程度は静観していたのですが、中学生になって期末や実力テストなどで平均点や準備も分かるようになり、これはテコ入れが必要だという段階にきたということです。
と言っても仕事で忙しい私はなかなか時間を確保できず、たまに携わったぐらいだと変わらない息子にイライラしたりと葛藤する日々が続いていました。
そこで、色々と考えた結果今回からやった作戦はこちら
1項目ずつ丁寧に何度もやっていく
です。
人間は得意なものは一度やっただけでもできますが、不得意なものだと1度や2度やっても定着しません。多様性の現代では得意なものを伸ばせば良いとは思いますが、学校の勉強はそうは言ってもいられません。というか、息子は得意科目もないので、ここは重要である数学をまずはやらせてみようということにしました。
それも中一の最初の項目から始め、問題集を解かせて理解できていない所を発見し、解説して理解させていく。
そしてここで終わらずに「解く」ということを続けます。
聞いただけでは自分の中に定着していない可能性が高いため、「解く→答えを知る」を繰り返すことでミルフィーユのように定着させていくという方法です。
というのも私も中学3年になるまで勉強の仕方が分からなかったので、教科書を丸写しして勉強した気になり、いざテストを受けると点数がとれないという経験をしたためでもあります。その際に行った勉強法が「解く→答えを知る」の繰り返しです。問題集を解きまくり、他の方法として単語カードに問題を書いて裏に答えを書き、口頭でサッと答えていく。これを繰り返すことで反射的にその問題をとけるようにしていきました。
なのでまずは基礎をたたき込むべく、最初の項目である「正の数・負の数(数の種類、大小、絶対値)」をさせ始めました。
1回目は19問中3問正解。やはり理解できていませんでした。
まずはしっかり解説をし、解かせ直す。すると17問正解までになりました。
しかし、ここで教える側も気を抜いてはいけません。解説したから覚えただけですので、時間を置いてまた後で同じ問題を解かせる…それでもちゃんと答えられているなら定着してきたということですね。
できれば途中からは数字を変えたり応用問題にすることでより定着度がアップします。
まずは第一ステップを踏ませてみました。道のりは長く大変ですがコツコツとさせていこうと思います。
T.kawano
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