ノートPCって、英語じゃないの?
みなさん、「ノートパソコン」って日常的に使ってますよね。
仕事でもプライベートでも、「デスクトップじゃなくてノートの方で…」なんて言い方もごく自然に聞こえます。
でも、これが海外で通じないとしたら…ちょっと驚きませんか?
実は「ノートPC」という言葉、和製英語なんです。
英語では「Laptop(ラップトップ)」
英語圏では、いわゆるノートパソコンのことを「Laptop」と呼びます。
“Lap”(膝)の上に置いて使えるサイズのPC、という意味ですね。
つまり、ポータブルなパソコンを指す表現としては「Laptop」が一般的。
「ノートPC」と言っても、「What?」という反応が返ってくる可能性大です。
そんなに膝の上で使わないのにどうしてラップトップ?
普段、膝の上で使ってる人ってそんなにいないよね?
大体の人は机の上に置いて、マウスもつけて、時にはモニターやキーボードもつけて…
もはや「デスクトップと変わらないスタイル」で使っている方も多いと思います。
なのに、なぜあえて「laptop(膝の上)」という名前になったのか?
実はこのネーミング、時代背景が関係しているんです。
パソコンがまだ大きくて重かった時代に、「膝の上でも使える」というのは、それだけで画期的だったんですね。
今でこそ軽くてスリムなモデルが当たり前ですが、当時は「机以外の場所でも使える!」ということ自体が革命的。
そのインパクトが名前として残っている、というわけです。
とはいえ現代では、膝の上で長時間作業をするのは正直つらいし、熱くなるし、姿勢も悪くなる。
(まぁ、私はこのブログを膝の上で書いていますが)
なので「laptopって言うけど、実際はdesk-topだよね」というツッコミが入りたくなる、ちょっと面白い英単語だったりします。
「note」は英語でも使われるけど…
もちろん「note」という言葉自体は英語でも使われます。
たとえば、「ノートアプリ(note app)」や「ノートを取る(take notes)」など。
でもそれは「メモ」や「記録」という意味。
パソコンと直結する使われ方はされていないんですね。
なぜ日本では「ノートPC」?
日本ではかつて、「据え置き型」のデスクトップと区別するために、「ノート型パソコン」と呼ばれるようになり、それが略されて「ノートPC」になっているようです。
意外とある、こうした“通じない日本語”
「ノートPC」以外にも、和製英語って実はたくさんあります。
- サラリーマン(英語では“office worker”や“businessperson”)
- マンション(英語で“mansion”は大豪邸)
- コンセント(英語では“outlet”または“socket”)
私たちにとっては日常の言葉でも、英語圏ではまったく別の意味だったり、意味が通じなかったりするんですよね。
ちょっとした違和感に気づくのが楽しい
今回の「ノートPCも和製英語だった」という気づきは、英語学習に限らず、日々の言葉に対する感度を高めるきっかけになります。
「これって、本当に英語?」
「他の国ではどう表現してるのかな?」
そんな風に気になったことを調べてみると思いがけない知識に出会えたり、仕事でもコミュニケーションでも役立つ視点が広がったりするかもしれませんね(^^)
T.kawano
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