何と読む?「穿った見方」の意味と使い方

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日常会話や文章の中で、「穿った見方」という言葉を見聞きしたことはありますか?
「ん? これって何て読むの?」と疑問に思う人も多いかもしれません。

さらに、この言葉、本来の意味と現代の使われ方が違ってきているという、ちょっとややこしい一面があるんです。
今回は、「穿った見方」の意味や、使う際の注意点、そして誤解を招かないための言い換え表現について解説していきます!

「穿った見方」の読み方

「うがったみかた」といいます。なんとなく聞いたことがあると思います。

「穿った見方」の本来の意味

「穿つ(うがつ)」という言葉には、「物事の奥深くを見抜く」「本質を突く」という意味があります。
つまり、「穿った見方」とは、本来は
「物事の本質を深く掘り下げた見方」という、ポジティブな意味の言葉でした。

たとえば、

彼の分析はとても穿った見方で、問題の核心をついている。

こんなふうに使われる場合、それは「深く本質を理解した見解」という良い意味で使われています。

しかし、今では誤解されやすい?

ところが、現代では「穿った見方」が「疑ってかかる」「偏った見方をする」というネガティブな意味で受け取られることが増えています。

たとえば、

彼は何でも穿った見方をする。

と言われると、
「なんでも疑ってかかる、ひねくれた考え方をする人」みたいな印象になりますよね。

このように、本来の意味と現代の受け取られ方が違ってきているため、使い方には注意が必要です。

誤解を避けるための言い換え表現

もし「穿った見方」を使いたい場面で、相手に誤解を与えたくない場合は、別の表現を使うのがおすすめです。

  • ポジティブな意味で使いたい場合

    • 「本質をついた見方」
    • 「鋭い視点」
    • 「深い洞察」
      正しく本質を捉えている、というニュアンスを強調したいとき
  • ネガティブな意味で使いたい場合

    • 「偏った見方」
    • 「ひねくれた考え方」
    • 「疑ってかかる視点」
      物事を素直に見ず、疑いや否定的な印象を与えるとき

このように、相手がどう受け取るかを考えて、適切な表現を選ぶのが大切ですね!

まとめ

  1. 「穿った見方(うがったみかた)」は、本来「物事の本質を深く掘り下げた見方」という意味の言葉。
  2. しかし、現代では「疑ってかかる」「偏った見方」というネガティブな意味に受け取られることが増えている。
  3. 誤解を避けるために、「本質をついた見方」や「偏った見方」など、状況に応じて言い換えるのがおすすめ。

日常的に使うことは少ない言葉かもしれませんが、もし目にしたときは、「本来の意味と今の使われ方、どちらで使われているのか?」を考えてみると面白いかもしれませんね(^^)

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T.kawano

Web業に従事して約20年。人生の約半分以上をWebに費やしてきました。 長崎県産業労働部や商工会議所の専門家としてセミナーをしたりWebでお困りの方の相談にも乗っていました。 デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、 「つくって話せるWebディレクター」として活動中。 月間約700,000PVのwebサイト運営、フォロワー約15,000人のSNS運営の実績を元にWeb集客や、日常を語ります。 三児と一猫の父。趣味はバドミントンとお笑い。 「優しい」のに「仕事ができ」て「面白い」人間を目指して日々精進中。