佐世保の針尾送信所はなぜ100年経っても倒れないのか
長崎県佐世保市針尾中町にある「旧佐世保無線電信所」(通称・針尾送信所)は高さ約136メートルで、建設から100年も経ったのに倒れない理由が明らかになったようです。
その理由は「土台の構造」と「岩盤の固さ」とのこと。
塔の基礎は約6メートル程度で直径約24メートル皿をひっくり返したような形。
その下に薄いコンクリート、岩盤があり、この岩盤が強固。
この岩盤は凝灰岩と呼ばれ、「九州で一、二を争うほど」の固さらしいんです。
映画「山本五十六」でも描かれた、昭和16(1941)年12月8日の太平洋戦争の勃発の口火を切った真珠湾攻撃の暗号電文「ニイタカヤマノボレ1208」は、この無線塔でも中継されたとも言われ、1997年にその役割を終えました。
2013年3月には国重要文化財(建造物)に指定され、施設の一部公開を開始し、2016年には日本遺産に認定された「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」の構成文化財の一つにもなっています。
市の担当者曰く、「送信所の立地は偶然ではなく、岩盤が強固な場所を選んで建設されたのだろう」と述べています。当時は機械がなく、手計算で設計されていたことから、「100年経っても塔が残っていることで、その当時の計算と技術の高さが実証されていることに驚かされます」と強調しました。
こんな昔にこんなに高い塔を建てただけでもすごいのに、それが100年経っても倒れていないなんて素晴らしい技術ですね。
一度近くで見たいものです(^^)
▼ 参考
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1070509647724347686
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/268
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T.kawano
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