Google Analytics(アナリティクス)は、無料で使えるとても高性能なWEBアクセス解析ツールです。ものすごく高性能なため、初心者には使いこなすのが大変なツールですが、初心者の方がすべてわかる必要はありません。今回はgoogleアナリティクスを使用したアクセス解析に必要な基本的な用語をわかりやすくまとめてみました。
基本的な用語を理解しよう
●セッション
セッションとは、ユーザーがあるサイトを訪問してから、離脱するまでの一連の流れをまとめた単位です。つまり訪問数のことです。
例えば弁当を注文するために、近くの弁当屋のサイトにあなたが訪問したとします。まずはトップページからメニューのページを見て、注文するメニューが決まれば次は会社概要のページより連絡先を調べて連絡して注文します。この例で見るとトップページ、メニューページ、会社概要ページと3ページの記事を読んでいることになりますがセッションは「1」とカウントされます。※ただし、同じユーザーが30分以上間隔をあけて再度あなたのサイトを訪問すると、あらたにセッションがカウントされます
セッションの考え方
「あるWebサイトを見始める」から「他のサイトに移動する」までの一連の流れがセッションです。セッション数をカウントする際には、以下のことに注意する必要があります。
- 同一サイト内で、別のページに移動しても、セッションは途切れない
- 同一サイト内でも、30分以上立ってから別のページに移動したら、別のセッションとなる
- サイトを離れ、もう一度そのサイトにアクセスした場合は、別のセッションとなる
●ユーザー
ユーザーとは「PCを操作している人数」であり、デバイス(PCやスマホ)の中にあるブラウザ単位でカウントされます。同じ人が、PCとスマホの両方から同じサイトへアクセスした場合、ユーザーは別々としてカウントされます。ブラウザ単位ですので、PCの中で、複数のブラウザから同じサイトへアクセスしたら、それぞれ別のユーザーとなります。
●ページビュー数
PV数とも略される。サイト内で読まれたページ数を指します。1人のユーザーがあなたのサイトに訪れて、サイト内を移動し、複数のページを見た場合も、それぞれが1ページビューとして数えられます。
●ページ/セッション
その名のとおり、ページビュー数をセッション数で割った数字。
例えばPV数が10でセッション数が5だとすると、ページ/セッションは「2」になります。
●直帰率
あるサイトの1ページだけを読んで、他のサイトへ離脱してしまう、もしくはブラウザを閉じてしまう人の率。
●平均セッション時間
あるサイトを訪問してくれる人が、あなたのサイトに滞在してくれている平均時間。
●新規セッション率(New Visiter)
レポート期間内に、あるサイトを初めて訪れるユーザーの割合。
例えば全体で100人ユーザーが訪問していたとして、80人が初めてそのサイトを訪れる場合、新規セッション率は80%となります。
not provided
GoogleアカウントでログインしているユーザーがGoogle検索する際に、検索ユーザーのプライバシーを守る目的でSSLで通信を暗号化しています。そのため、GoogleユーザーがGoogle検索であるサイトにやってきた元のキーワードが分からなくなっています。よって、GoogleユーザーがGoogle検索をした場合のキーワードは「not provided」と表示されてしまっています。
まとめ
せっかく高機能なアクセス解析ができるgoogleアナリティクスを使うなら、用語の意味をしっかりと理解しましょう!上記の用語は基本となりますのでしっかり覚えて頂ければと思います。次回はgoogleアナリティクスの使い方(基本編)の解説をしたいと思います。