結局、衆議院選挙って何?解散の理由や議席の仕組みをわかりやすく解説

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2026年2月8日、日本の未来を決める大きな選挙が行われました。テレビの開票速報で「自民党が圧勝」というニュースが流れる中、皆さんはどう感じられたでしょうか。

実は、地元・長崎でも同日に「県知事選挙」が行われていたこともあり、私自身、これまでになく政治というものに意識が向いた一日でした。正直なところ、1、2年前までの私は政治に全くと言っていいほど興味がありませんでした。しかし、ネットやAIのおかげで政治について学びやすくなったのもあって、最近ではニュースを見てもちょっとずつですが理解できるようになってきています。

そこで、同じような悩みをお持ちの方に今回の選挙の「本当の意義」を分かりやすく紐解いてみたいと思います。ちなみに私はどこの党を応援しているなどは特にありません。偏った思想でなるべく伝えないようにしようと思っています。

なぜ高市首相は「今」解散して、もう一度やり直したのか?

今回の選挙は、高市首相が就任してそんなに期間が経っていないのに衆議院を「解散」したことから始まりました。ここで疑問なのが、「まだ任期があるのに、なぜわざわざ解散したのか?」ということです。そこには、政治をスムーズに動かすための高度な戦略がありました。

これまで、与党(自民・維新)の議席は過半数を上回ってはいたものの、ギリギリのラインというイメージです。議席がギリギリだと反対意見が多い法律を通そうとする際に、一人の造反も許されない極限状態が続きます。また、国会内の各委員会(法律の細部を決める会議)の委員長ポストを野党に握られることもあり、議論がなかなか前に進まない「停滞」が起きやすかったのです。

高市首相は、自分が掲げる「積極財政」や「安全保障」といった日本を大きく変える政策を、スピード感を持って進めたいと考えました。そのためには、「今の高い支持率のうちに選挙をして、圧倒的な議席数を獲得し、文句なしの体制で政治をスムーズに進めたい」という意図があったのです。今回の圧勝により、まさにその「スムーズな政治」の土台が整ったことになります。もちろん今回のことはある種の賭けであり、ヘタをすると議席数が減少する恐れもありました。しかしその賭けに高市首相は勝ったと言えます。

3分の2以上」の議席が持つ、圧倒的なパワーの正体

今回、自民・維新の与党連合が獲得した「310議席(3分の2以上)」という数字。これは日本の政治システムにおいて、最強の権限を意味します。

通常、法律を作るには衆議院と参議院の両方の許可が必要です。しかし、もし参議院が反対して意見がまとまらなくなっても、衆議院で「3分の2以上」の賛成があれば、もう一度決議して法律を強制的に成立させることができます。

また、日本で最も重いルールである「憲法」を新しくする提案(発議)をするためにも、この3分の2以上の賛成が不可欠です。今回の選挙結果は、高市政権が「やりたい政策を通しやすくする、かなり強力なパワー」を手に入れたと言っても良いでしょう。(憲法改正についてはその後に、国民投票で過半数の賛成が必要となります)

逆に、議席を大幅に減らした政党はどうなる?

一方で、議席をガクンと減らしてしまった勢力には、厳しい現実が待っています。議席が減るということは、それだけ「仲間」が減るということです。国会での発言時間が短くなり、反対したい法律があっても数で押し切られ、メディアでの取り上げられ方も減り、存在感がどんどん薄れていきます。政治の安定が崩れると、海外の投資家も「この国に投資して大丈夫かな?」と不安になり、私たちの給料や物価にも悪い影響を及ぼしかねません。

一方で、議席が減ることにより、身軽になって党の再構築を図りやすくなるというメリットはあります。ですが、そのメリットよりも、影響力が減る、資金が減る、そして与党が頼りない時に政権交代候補の党には上がりにくくなるなど、デメリットの方が多いのかなと思います。

議席数「0」と「1」の間に横たわる、想像以上の格差

選挙結果を見ると、小さな政党が1議席を取れるかどうかに命をかけていますよね。この「0か1か」の違いは、具体的に何を変えるのでしょうか。

  • 国会という「ステージ」に立てるか: 議席が1つでもあれば、その政党の代表者は国会で正式に「質問」ができます。これは、自分たちを応援してくれる人たちの声を、直接総理大臣にぶつける権利を得るということです。0になれば、その声は国会という公の場では「無視されても文句が言えない」ことになります。
  • 「請願(せいがん)」の紹介者になれる: 私たち国民が「こんな法律を作ってほしい」と国会に手紙を出すとき、議員の紹介が必要です。1議席あればその窓口になれますが、0ならその政党を通じて国民の声を届けるルートが完全に断たれます。
  • 運営資金とスタッフ: 一定の条件で1議席でも確保すれば「政党」としての地位を保て、国から活動資金(政党交付金)が出ます。これが0になると、秘書を雇うことも、調査をすることも難しくなり、政党そのものが消滅の危機にさらされます。

つまり、1議席は「民主主義の議論に参加し続けるための命綱」なのです。

まとめ:働いて、働いて、未来を創る

政治は難しくて遠い世界のものだと思われがちですが、こうして紐解いてみると、「へぇ〜そうだったんだ〜」と興味を持つ人もいるかと思います。その上で、各党がどんな公約をし、活動をしているかを見ていく。このように政治に興味が出る国民が増えることで、みんなで日本をよくする活動をすることに繋がると思います。

私としては日本初の女性総理として、この歴史的な信任を得た高市首相に興味があります。どんな行動をし続けるのか。まずは高市さんにしっかりと頑張っていただきたいと思います。彼女が掲げるビジョンが、単なる言葉ではなく、私たちの暮らしを豊かにする現実として形になっていくことを期待しています。

働いて、働いて、働いて、働いて、働いた結果を見ていきましょう!

そして私たちも自分たちの場所で働きながら、その働きがしっかりと報われる社会になるよう願いつつ、これからも政治の動きに注目していきましょう(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。