「ご自愛ください」の意味と例文集
ビジネスメールの締めくくりでよく見かけるこのフレーズ。
「季節の変わり目ですので、どうぞご自愛くださいませ。」
よく使うけど、実は深く意味を知らずに使っていた…という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「ご自愛ください」という言葉について、少しだけ真面目に掘り下げてみたいと思います。
「自愛」って何?
まず、「自愛(じあい)」という言葉にはこんな意味があります。
自分の体や健康を大切にすること。
つまり「ご自愛ください」は、
どうかお体に気をつけてくださいね
という、相手の健康を思いやる丁寧な言葉なんですね。
「ご自愛ください」は病気の人に言うの?
「ご自愛ください」と言うと、「今、体調が悪い前提?」と思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
季節の変わり目や、忙しそうな相手、何かプレッシャーを感じている相手に対しても「気をつけてね」の気持ちで使うことができます。
たとえば…
- 「年度末でお忙しいかと存じます。どうぞご自愛くださいませ。」
- 「寒さが続きますので、ご自愛ください。」
などなど、ほんの一言添えるだけで、ぐっと丁寧で思いやりのある印象になります。
こんな場面で使えます
- ビジネスメールの締め
- 取引先との年末年始の挨拶
- 退職する方へのメッセージ
- お見舞いや激励の一言 など
「体を大切にしてくださいね」と面と向かって言うのは少し照れくさかったりビジネスだと使いにくかったりしますが、「ご自愛ください」ならちょうどよい距離感で相手を思いやることができます。
主な例文
件名:打ち合わせありがとうございました
〇〇様
本日はお忙しい中、打ち合わせのお時間をいただきありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。季節の変わり目となっておりますので、どうぞご自愛くださいませ。
ビジネスメールの締めで使える例文
例1:季節の変わり目に
朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。どうぞご自愛くださいませ。
例2:繁忙期や年度末などに
お忙しい日々が続いているかと存じます。くれぐれもご自愛ください。
例3:ご無沙汰の相手に
なかなかお会いできませんが、お変わりありませんでしょうか。どうぞご自愛くださいませ。
例4:取引先への年末年始の挨拶
本年も大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。来年も変わらぬご厚誼を賜れますようお願い申し上げます。
年末年始、どうぞご自愛くださいませ。
カジュアルなメールや手紙でも
例5:退職する相手に
長い間お疲れさまでした。これからもますますのご活躍をお祈りしております。お体にはくれぐれもお気をつけて、ご自愛ください。
例6:お見舞いメールで
一日も早いご回復をお祈りしております。ご無理のないよう、どうぞご自愛くださいませ。
例7:送別メッセージに
離れてしまうのは寂しいですが、またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。新天地でもご自愛くださいね。
例8:ちょっとした結びの一言に
それでは、またお会いできるのを楽しみにしています!季節の変わり目ですので、ご自愛ください(^^)
私も使うことがあります
仕事でやりとりをしている際に相手から「ご自愛ください」という言葉ある時はなんだかほっこりした気持ちになります。改めて意味を知ると、言葉の深さに少しだけ心が温かくなりますね
ビジネスに限らず、ちょっとしたやり取りの中で「ご自愛ください」と言える人って、なんだか素敵ですよね。
これからも、相手への小さな気配りを忘れずにいたいな…と、この記事を書きながら思っています!
では皆さま、今日もどうぞご自愛くださいませ(^^)