ジョイフルサンがイオン九州に吸収合併。来年3月に店名消滅へ

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以前の記事でもお伝えしていた、ジョイフルサンがイオン九州の傘下に入る話。その続報が入ってきました。

イオン九州が10月21日、長崎市と西彼時津町にスーパー「ジョイフルサン」10店舗を展開する子会社のジョイフルサンを、2026年3月1日に吸収合併すると正式に発表しました。

店舗は今後、改装に合わせてマックスバリュなどイオンブランドの屋号に順次変更する方針で、「ジョイフルサン」の店名は消える見通しです。

ジョイフルサンの歴史

ジョイフルサンは、1959年(昭和34年)に「アサヒストア住吉店」として開店しました。その後「ジョイフルサン」に改称し、現在は長崎市と時津町に10店舗を構えています。

「地域で一番、身近なスーパー」を目指して歩んできたスーパーです。長崎の人にとっては、長年馴染みのあるお店ですよね。

吸収合併の経緯

イオン九州は今年7月1日にジョイフルサンを完全子会社化していました。

ジョイフルサンは来年2月末までに予定している設備投資などで債務超過状態が見込まれるとのこと。このため、来年2月27日にイオン九州がジョイフルサンに対する債権の一部を放棄し、債務超過状態を解消した上で吸収合併する流れになっています。

イオン九州は合併の目的を「経営資源の効率化の観点から事業基盤の強化を図り、新たな成長に向けた準備を進め、持続可能な企業として発展するため」としています。

今後の店舗展開

店舗は年内の本原店を皮切りに、順次「マックスバリュ」や「イオン」などに屋号を変更していく予定です。

従業員については、イオン九州が全員雇用する方針を明らかにしています。これは安心できる点ですね。

イオン九州は「地域に根差したジョイフルサンの良さは継承しながら、便利で安心して利用できるお店を目指していく」とコメントしています。

個人的な思い

個人的な話になりますが、ジョイフルサンは私が長崎に来た中学生の頃から当たり前のようにあったスーパーで、今でも移動先で寄ることがあります。

特に城栄のジョイフルサンは私が住んでいた地域にあり、よく2階のコーナーに遊びに行った記憶がありますね!
さらに、銭座小前のジョイフルサンも学生時代の時に通っていた塾の近くだったので、よくご飯や飲み物を買いに行った思い出があります。百均の商品を扱っているのはここが早かったような気がします。

学生の思い出の中にあったジョイフルサン。その名前がなくなってしまうというのは、正直なところ寂しいです…

地元の人たちからも「名前は残してほしかった」「小学校の時はゲームセンターがあった3階に行っていた。レストランとか、メダルゲームもあった」といった声が上がっているようです。長崎の人にとって、思い出のある場所なんですよね。

ただ、現実的に考えると、どうしても最近のスーパーと比較してしまうと、品揃えだったり価格だったりという面で劣る部分があったのも事実です。

イオン九州に吸収合併されるのを機に、より良い地域に密着した、愛されるスーパーになってほしいと思います。

従業員の方々もそのまま雇用してくれるとのことなので、より良い環境で働けるようになればいいですね。

イオン九州は「地域に根差したジョイフルサンの良さは継承しながら」とコメントしていますから、その言葉通り、長崎の人たちに愛される店舗であり続けてほしいと願っています。

長崎の街の風景が、また一つ変わっていきます。変化は寂しいものですが、より良い方向に進んでいくことを期待したいと思います(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長崎大学経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。