地域の資源を生かした新しいブランドづくり~長崎香茶の挑戦に学ぶこと~
本日は、株式会社サンダイ様の長崎香茶プロジェクトの打ち合わせに伺わせていただきました。長崎の特産品であるびわやみかんなどを活用したお茶ブランド「長崎香茶」のお話を聞かせていただき、地域資源を生かしたブランドづくりの素晴らしい可能性を改めて感じさせていただきました。

ペットボトルタイプとティーバッグタイプ
着実に成長する地域ブランド
長崎香茶は2年前にスタートしたブランドで、ハウステンボスでの販売や空港のお土産コーナー。飲食店や企業の来客用として採用いただくなど、着実に販路を広げていらっしゃいます。特に素晴らしいのは、ハウステンボスとのコラボレーションという大きな成果です。このような信頼度の高い施設で取り扱っていただけることは、ブランドの信頼性向上に大きく貢献していますね。
BtoBでの成功事例から見える新しい価値
企業向けの取り組みでは、本当に興味深い成功事例がありました。
「おもてなし」としての価値創造 諫早や大村の半導体関連企業で、来客用のお茶として採用していただいた事例です。従来の50円のお茶から長崎香茶に変更したところ、営業担当者の皆様から「話のネタになる」「おもてなしに繋がる」と大変好評をいただいたそうです。
これは単なる飲み物としてではなく、「相手への心遣いを表現するツール」として評価していただけたということですね。価格差倍以上でも、それに見合う付加価値をしっかりと提供できている素晴らしい事例だと感じました。
多角的な展開への取り組み
現在、長崎香茶では以下のような多角的なアプローチで事業拡大に取り組んでいらっしゃいます。
デジタルマーケティングの強化
- SNS(特にInstagram)を活用した認知度向上
- ブランドサイトとECサイトの連携強化
- 継続的な情報発信によるブランド価値の向上
地域企業の「おもてなし需要」という新市場
特に注目したいのは、企業の来客用という需要の開拓です。地方の企業にとって、来客時に地域の特産品でおもてなしすることは、地域への愛着をアピールでき、話題づくりにもなる素敵な効果があります。
「コストを50円から200円に上げても価値がある」と評価していただけたということは、このような需要は他にもたくさん存在する可能性が高く、新しい市場として大きなポテンシャルを秘めていると感じています。
デジタル戦略の重要性
現在進めていらっしゃるブランドサイトとECサイトの連携強化は、お客様の購買動線を改善する重要な取り組みですね。認知から購入まで、スムーズな流れを作ることで、せっかく興味を持ってくださったお客様を逃さない仕組みづくりができます。
また、継続的な情報発信によるコンテンツマーケティングも効果的だと思います。地域ブランドならではのストーリー性や背景をお伝えすることで、単なる商品以上の価値を感じていただけますからね。
ハウステンボスとの協業効果
ハウステンボスとのコラボレーションは、長崎香茶にとって本当に大きな意味を持っていますね。信頼性の高い観光施設での取り扱いにより、ブランドの認知度向上と信頼度向上を同時に実現できています。
デザイン面でも、ハウステンボスの色を強く出しすぎず、ワンポイント程度に留めたバランスの良さが、ブランドのアイデンティティを保ちながら協業の効果を最大化していると感じます。
継続的な挑戦と成長
長崎香茶の取り組みを拝見していると、地域資源を活用したブランドづくりの素晴らしい可能性を感じます。地域の特産品というストーリー、品質へのこだわり、「おもてなし」という付加価値。これらは大手企業には真似できない、地域ブランドならではの強みですね。
社長自らが営業活動に取り組まれ、一つひとつの販路を着実に開拓されているお姿も本当に素晴らしいと思います。こうした地道な努力の積み重ねが、ブランドの確かな基盤を支えているのでしょうね。
まとめ:地域ブランドの明るい未来
長崎香茶のような地域資源を活用したブランドづくりは、地域経済活性化の新しいモデルとしても注目されています。単に商品を販売するだけでなく、地域の魅力を発信し、地域への愛着を育む大切な役割も果たしていらっしゃいます。
デジタル技術の活用、新しい市場の開拓、継続的な品質向上など、様々な取り組みを通じて着実に成長している長崎香茶。今後のさらなる展開を心から応援しています (^^)