疲れやすい現代だからこそ『森林浴のススメ』

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仕事でPCに向かう時間がとにかく長くて、眼精疲労がひどいんですよね。画面を見続けていると目がショボショボして、集中力も落ちてくる。そして気がつくと呼吸も浅くなっている。

そんな時こそ、意図的に森林浴の時間を作ることにしています。今日は休みで子ども達はそれぞれ大人と出かけているので、私一人。カタカタと仕事をしていたのですが、さすがに疲れたので昼食後に近くの公園に足を運んできました。

デジタル疲れには「緑」が一番

PCやスマホの画面を見続けていると、目はブルーライトの刺激を受け続けて疲労が蓄積されます。でも緑の風景を眺めると目がホッとするんですよね。

写真の公園も、深い緑に囲まれた静かな空間。ベンチに座って、ただぼーっと木々を眺めているだけで、目の奥の疲れがスーッと抜けていく感覚があります。

科学的にも、緑色は目に優しい色として知られています。人間の目は緑色に対して最も感度が高く、リラックス効果があるとされているのは皆さんもご存じの通り。でもだからと言ってそれを実行する人は少ないですよね。だからこそ意図的に緑の中に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

深呼吸で心身をリセット

森の中にいると、自然と呼吸が深くなります。新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。普段のデスクワーク中は無意識に呼吸が浅くなっていることが多いので、この「意識的な深呼吸」がとても大切です。

森林の空気には、樹木が放出する「フィトンチッド」という成分が含まれています。これには抗菌作用やリラックス効果があり、自律神経を整える働きもあると言われています。

森林浴の科学的効果

森林浴の効果は、感覚的なものだけではありません。研究によって、以下のような科学的効果が確認されています:

ストレス軽減 森林浴をすることで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少することが分かっています。

免疫力向上 NK(ナチュラルキラー)細胞の活性化により、免疫力が向上するという研究結果もあります。

血圧の安定 森林環境では血圧が下がり、心拍数も安定することが確認されています。

集中力の回復 自然の中で過ごすことで、注意力や集中力が回復する「注意回復理論」も提唱されています。

私なりの森林浴の楽しみ方

森林浴といっても、特別な山奥に行く必要はありません。近所の公園でも十分効果的です。私のオススメの過ごし方をご紹介しますね。

1. まずはベンチでボーッとする 到着したら、まずベンチに座ってひたすらボーッとします。何も考えず、ただ緑を眺める。これだけでも心が落ち着きます。

2. 季節の花を楽しむ 写真のように、アジサイなど季節の花を見つけて楽しむのも素敵です。花の色や形をじっくり観察していると、自然と心が穏やかになります。

3. 小さなご褒美を持参 今回はチョコアイスを持参しました。自然の中で食べるおやつは、いつもの何倍もおいしく感じられます。甘いものを食べながらの森林浴は、疲れた脳にも優しいご褒美です。

4. スマホはできるだけ見ない せっかくの森林浴なので、スマホは極力見ないようにしています。デジタルデトックスも兼ねて、自然との時間を大切にします。

5. ゆっくり歩く 座っているだけでなく、公園内をゆっくり歩くのもオススメ。木々の間を縫って歩いていると、普段使わない筋肉も動かせて一石二鳥です。

都市部でもできる「プチ森林浴」

「森林浴したいけど、近くに森がない」という方も多いと思います。でも大丈夫。都市部でも工夫次第で森林浴効果を得ることができます。

  • 街路樹の多い道を選んで歩く
  • オフィスビルの屋上緑化スペースを利用する
  • 観葉植物を職場に置く
  • 緑の多い公園でランチを食べる

完璧な森林でなくても、「緑」を意識的に取り入れることで、心身のリフレッシュは可能です。

定期的な「緑の時間」を作ろう

デスクワークが中心の現代人にとって、森林浴は必要不可欠な「心のメンテナンス」だと思います。眼精疲労や呼吸の乱れを感じたら、それは体からの「緑が恋しい」というサインかもしれません。

週に一度、いえ、せめて月に数回でも、意図的に「緑の時間」を作ることをオススメします。仕事の効率も上がるし、何より心が軽やかになります。

忙しい毎日だからこそ、立ち止まって自然と向き合う時間を大切にしたいですね。

皆さんも、PCに疲れを感じたら、ぜひ近くの緑を探しに出かけてみてください(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。