ホームページに動画を載せたい時は?

1266文字 Blog, Web, 知識・知恵

最近、「ブログ(ホームページ)に動画を載せることはできるの?」というご質問をいただきました。

たしかに、写真や文章だけでは伝わりづらい部分も、動画を使えば一目瞭然。商品の使い方や現場の雰囲気、人物の魅力など、動画だからこそ伝わる良さがありますよね。

ですが、動画をそのままホームページにアップするのは、基本的におすすめしていません。理由はいくつかあります。

直接アップは避けた方がいい理由

1つめは「容量の問題」です。
スマホで撮影した短い動画でも、数百MB〜1GB近くになることがあります。それをホームページのサーバーに保存すると、サーバー容量を圧迫するだけでなく、他のページの表示スピードにも影響を及ぼす可能性があります。

2つめは「閲覧者側の負担」です。
動画の読み込みにはどうしても時間がかかります。とくにスマートフォンで閲覧している方にとっては、表示が遅い・通信量が多いというのは避けたいポイント。知らず知らずのうちにユーザーのストレスを高めてしまうことになります。

3つめは「SEO(検索評価)への影響」です。
表示が遅いページは、Googleなどの検索エンジンにとっても“評価の低いページ”とされることがあります。検索順位を下げてしまうリスクもあるため、注意が必要です。

ベストな方法は「YouTubeにアップして埋め込む」

そこでおすすめしているのが、YouTubeを経由する方法です。

  • 動画をYouTubeにアップロード
  • その動画の「埋め込みコード」または「共有リンク」を取得
  • ホームページやブログに貼り付けて表示

この方法なら、動画ファイル自体はYouTube側に保存されるため、ホームページにはほぼ負荷がかからずに済みます。

「埋め込みコード」を使えば、ブログ内に動画プレーヤーが表示され、その場で再生可能
「共有リンク」であれば、クリックするとYouTubeに飛んで動画を見ることができます。

どちらも動画はストリーミング再生なので、再生中のデータが少しずつ読み込まれ、通信量も軽減されます。

YouTubeアカウントを作成するという手間はかかる

会社用の動画であれば、個人アカウントではなく「会社名のチャンネル」を作っておくと、あとから整理しやすくなります。
アカウント自体は無料で簡単に作れますよ。

とはいえ、頻繁に投稿する予定がない場合は、まずは個人のGmailアカウントで作るだけでも問題ありません。

ユーザー目線で、伝わる動画活用を

動画の活用は、情報を豊かに伝える手段としてとても有効です。
ただし、「どう載せるか」によって、伝わり方もユーザー体験も大きく変わってきます。

私たちは、動画を使うことそのものよりも、“ユーザーにとって快適かどうか”を大切にしています。

動画をブログに載せたいときは、「直接アップロード」ではなく「YouTubeにアップして埋め込む」。
この方法をぜひ覚えておいていただければと思います(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。