ホームページに動画を載せたい時は?
最近、「ブログ(ホームページ)に動画を載せることはできるの?」というご質問をいただきました。
たしかに、写真や文章だけでは伝わりづらい部分も、動画を使えば一目瞭然。商品の使い方や現場の雰囲気、人物の魅力など、動画だからこそ伝わる良さがありますよね。
ですが、動画をそのままホームページにアップするのは、基本的におすすめしていません。理由はいくつかあります。
直接アップは避けた方がいい理由
1つめは「容量の問題」です。
スマホで撮影した短い動画でも、数百MB〜1GB近くになることがあります。それをホームページのサーバーに保存すると、サーバー容量を圧迫するだけでなく、他のページの表示スピードにも影響を及ぼす可能性があります。
2つめは「閲覧者側の負担」です。
動画の読み込みにはどうしても時間がかかります。とくにスマートフォンで閲覧している方にとっては、表示が遅い・通信量が多いというのは避けたいポイント。知らず知らずのうちにユーザーのストレスを高めてしまうことになります。
3つめは「SEO(検索評価)への影響」です。
表示が遅いページは、Googleなどの検索エンジンにとっても“評価の低いページ”とされることがあります。検索順位を下げてしまうリスクもあるため、注意が必要です。
ベストな方法は「YouTubeにアップして埋め込む」
そこでおすすめしているのが、YouTubeを経由する方法です。
- 動画をYouTubeにアップロード
- その動画の「埋め込みコード」または「共有リンク」を取得
- ホームページやブログに貼り付けて表示
この方法なら、動画ファイル自体はYouTube側に保存されるため、ホームページにはほぼ負荷がかからずに済みます。
「埋め込みコード」を使えば、ブログ内に動画プレーヤーが表示され、その場で再生可能。
「共有リンク」であれば、クリックするとYouTubeに飛んで動画を見ることができます。
どちらも動画はストリーミング再生なので、再生中のデータが少しずつ読み込まれ、通信量も軽減されます。
YouTubeアカウントを作成するという手間はかかる
会社用の動画であれば、個人アカウントではなく「会社名のチャンネル」を作っておくと、あとから整理しやすくなります。
アカウント自体は無料で簡単に作れますよ。
とはいえ、頻繁に投稿する予定がない場合は、まずは個人のGmailアカウントで作るだけでも問題ありません。
ユーザー目線で、伝わる動画活用を
動画の活用は、情報を豊かに伝える手段としてとても有効です。
ただし、「どう載せるか」によって、伝わり方もユーザー体験も大きく変わってきます。
私たちは、動画を使うことそのものよりも、“ユーザーにとって快適かどうか”を大切にしています。
動画をブログに載せたいときは、「直接アップロード」ではなく「YouTubeにアップして埋め込む」。
この方法をぜひ覚えておいていただければと思います(^^)