「アンケート」は英語じゃなかった!?— 意外と知らない言葉のルーツ

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先日、ふとした瞬間に「アンケートって何語なんだろう?」と思ったんです。

きっかけは、アンケートフォームの案内文を英訳しようとしていたとき。
「アンケートのスペルって…アンケート?あれ?スペル…分からない…」と。

なんとなく普段から当たり前のように使っていた言葉ですが、いざというときに「これって英語?」「どう書くの?」と分からなくなることってありませんか?

アンケート=英語? …じゃないんです

実はこの「アンケート」という言葉、英語ではなくフランス語が語源なんです。

語源:フランス語「enquête(アンケート)」
意味は「調査」「尋ねること」など。
発音的には「アンケット」に近いイメージですね。

日本では「アンケート=質問票」というイメージが定着していますが、英語圏では違う単語を使います。

英語ではこう言います

  • survey(サーベイ):調査全般
  • questionnaire(クエスチョネア):質問票・調査票
  • poll(ポール):世論調査や投票形式の調査

なので、「アンケートにご協力ください」は英語で言うと、

Please fill out this survey.
We’d appreciate it if you could complete our questionnaire.

といった表現になるわけです。

これは盲点だった…

いや~正直びっくりしました。「アンケートって何語?」なんて、考えたことなかったですよね。
「英語っぽい響き=英語」だと思い込んでしまう、いわゆる“和製英語あるある”です。

今回は「アンケート」が話題になりましたが、こうした「当たり前の言葉」を一度立ち止まって見つめてみると、意外な発見があります。

言葉を見直すことは、伝え方を見直すこと

Web制作やコンテンツ制作の現場でも、「この言葉って本当に正しく伝わってる?」と意識することがとても大切です。

  • よく使う業界用語が、一般の人にとっては伝わりにくいこともある
  • 英訳するときに和製英語に気づかされる
  • “なんとなく”使っていた言葉を見直すことで、表現の精度が上がる

そんなことを改めて感じた出来事でした。

というわけで、今回はちょっとした言葉のトリビアを共有してみました(^^)

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。