長年のモヤモヤがChatGPTのおかげで解決した -動画で必要な部分のみカットしたいだけ-
動画編集をたまにすることがあるのですが、「必要な部分のみをカットするだけの作業」をしたい場合ってありますよね。ただAdobe Premiere Proやmacに最初から入っているiMovieでしようとすると簡単にいかなかったりします。
カット作業自体はそんなに難しくないのですが、カットしたものを再度動画ファイルとして書き出し保存をする場合にエンコード形式やビットレートの設定など、何にするのが適切なの?ってぐらい分からないものが出てきます。
さらに、書き出しに時間がかかって作業も捗らなく、書き出されたファイルの容量がカットする前とたいして変わらなくて意味がなかったりなど、何度かトライしたことがありましたが解決せずに長年モヤモヤしている課題でした。
ネット上には情報もたくさんありますが、逆に分かりにくくなるものも多く結局正解が分からないままきていましたが、とうとう解決することができたのです。
もちろんChatGPTのおかげで!
実は以前もChatGPTに聞いてトライしたことがあったのですが、その時は解決できませんでした。
つまり私の質問の仕方が悪かったのです。
今回はたまたま別の解決法を思い付いたので、その質問を切り口にすることを思い付きました。
▼ 私
mp4の動画が5〜10GB近くあるものがあり、容量を減らしたい。例えば必要なシーンだけ切るだけにすれば削減できるが、macなどのPCだとPremiere ProやiMovieなどで切り取りをしても保存形式の選択を上手にしないと時間はそのシーンだけになるのに容量があまり減っていないことがある。
これだと意味がないので、一度iPhoneにAirDropでコピーし、iPhoneの写真アプリで編集を押して必要なシーンのみ切り取ると200MB近くまで下がり満足のいくものになった。
これってiPhoneの写真アプリから動画の切り取りをする場合は、書き出す拡張子とか動画データを変えぬまま必要なシーンのみ切り出してくれるからこのようにできているんだよね?
→文章はそんなに整っていませんが、それでもChatGPTは上手にくみ取ってくれることが多いです。ですので、質問にはなるべく時間をかけずにChatGPTからの回答を待つようにします。
▼ ChatGPT
はい、その通りです。iPhoneの写真アプリで動画を切り取る場合、デフォルトの挙動としては元の動画のエンコード形式(コーデックやビットレート)を変えることなく、必要なシーンだけを抜き出して保存します。このため、以下のような理由で容量が大幅に削減されることがあります
1. 必要な部分のみ保存
写真アプリで「編集」を使って動画をトリミングすると、不要なシーンがカットされるため、動画の全体時間が短くなります。その結果、容量も直接比例して小さくなります。
2. エンコードを再実行しない
iPhoneの写真アプリは、基本的に「非再エンコード方式」でトリミングを行います。これは、元の動画のコーデックやビットレートに変更を加えないため、画質を保ったまま編集できます。そのため、PCのPremiere ProやiMovieのように再エンコードによる容量増加や非効率な保存設定を避けられます。
3. 効率的な圧縮コーデック
iPhoneで録画した動画は、通常、**HEVC(H.265)**形式で保存されるため、元々の圧縮効率が非常に高いです。写真アプリでのトリミング後も、この形式が保たれることで容量が適切に管理されます。
Premiere ProやiMovieで容量が減らない原因
一方、PCで動画を編集すると以下の理由で容量が減らない場合があります:
- 再エンコードが発生:保存時に異なるコーデックやビットレートが設定されている場合、元のデータが再エンコードされ、余計な容量が増えることがあります。
- 高ビットレートの設定:エクスポート設定でビットレートを高くしすぎると、動画が短くても容量が大きくなることがあります。
- 効率的でないコーデック選択:H.264やH.265ではなく、容量効率の悪い形式(例:ProRes)で保存するとファイルサイズが増えます。
結論
iPhoneの写真アプリでのトリミングは、元のコーデックと圧縮設定を維持しながらシーンを切り出すため、容量削減に非常に効率的です。PCで同じ結果を得るには、保存形式やエンコード設定を細かく調整する必要があります。
もしPCでも効率的に容量を減らしたい場合、FFmpegのようなツールを使えば、iPhoneと同様の非再エンコードでトリミングすることが可能です。興味があればその方法もお教えできます!
→この回答のおかげで「なるほど、iPhoneで簡単にカットする方法を非再エンコード方式というのか。そしてFFmpegを使えばPCでも同様のことができるのか」ということが分かりました。
その後FFmpegについて聞いたのですが、このソフトはコマンドプロンプトで時間を指定をしないといけないらしく、それだとやりたい方法にならないのでこのように質問しました。
▼ 私
もしかしてFFmpegは感覚的に触れるアプリではなくて、ターミナルなどのコマンドで必要な箇所を数字入力しないといけないのかな?
▼ ChatGPT
はい、FFmpegは基本的にターミナルでコマンドを入力して操作するツールです。そのため、感覚的に操作できるGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ではなく、コマンドライン操作が求められます。
ただし、コマンドを覚える必要がある分、細かく自由に設定をカスタマイズできるのがFFmpegの強みです。
FFmpegをGUIで使いたい場合
FFmpegをベースにしたGUIツールもいくつか存在します。これらを使うと、感覚的に操作しながらFFmpegの機能を活用できます。
1. LosslessCut(ロスレスカット)
特徴
- 非再エンコードで動画を切り取れる。
- シンプルなインターフェースで、トリミングや結合が感覚的に操作可能。
- FFmpegをバックエンドで利用しているので、FFmpegの利点を活かせる。
対応プラットフォーム:Mac、Windows、Linux
インストール方法
- LosslessCut GitHubページにアクセス。
- 最新版をダウンロードしてインストール。
→具体的に質問をしていないのに、こちらの意図をくみ取って適切そうな回答をいくつか出してくれ、まずはこの1番目の方法を試しました。
結果、このLosslessCutというソフトで動画を感覚的に切り取ることができた上に、操作も簡単で容量もごっそり軽くすることができ、自分が長年追い求めた方法に辿り着くことができました。
まずは分からないことをChatGPTに質問し、もらった回答で自分のスキルでできそうかを考えるか想像し、試して分からなければ都度ChatGPTに聞けばゴールに辿り着ける可能性が高くなります。
ChatGPT、本当に素晴らしいです!
T.kawano
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