先入観を外すと見えてくる景色が変わる -皿洗い編- | ホームページ制作でお悩みなら長崎のOrangeShare(オレンジシェア)

先入観を外すと見えてくる景色が変わる -皿洗い編-

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学生時代はレストランの厨房でバリバリバイトをしていたワタクシです。

バイトはじめの頃は皿洗いが主でしたが、皿洗いのサバき方が良く評価されていました。
バイト先では各場所に名称がつけられ、洗い場は『心洗』と言われていたのですが、そのサバけ方から

『心洗の鬼』

と言われていました(ニヤリ)

もちろん全てがサバけたワケではなく、皿洗いのサバき方を評価されたという感じです。

さて、職場でも自宅でもちょくちょく皿洗いをするのですが、自分の皿洗い方法に途中から違和感を覚えるようになりました。

『もっと速く洗いたいな…』

そう思いながらも、自分の洗い方を変えてはいませんでした。
バイト時代に確立した洗い方が一番だと思っていたからです。

そこでもっと速く洗う方法を確立すべく試行錯誤し、最近その方法が分かったような気がします。

これまでの皿洗い方法

  1. 皿やコップに入っている中身を出したり、水洗いして予洗いし、配置をある程度グループ分けする
  2. 洗剤をつけたスポンジで洗っていく
  3. 水で流す際は蛇口をシャワーにし、1つを洗いながら次洗うものを下に置いて流水を浴びせておく

以上がこれまでの皿洗い方法でした。
特に変わった点はありませんが、これで十分に速さを出しつつも綺麗に洗えていました。

改善した皿洗い方法

  1. 皿やコップに入っている中身を出したり、水洗いして予洗いし、配置をある程度グループ分けする
  2. 洗剤をつけたスポンジで洗っていく
  3. 全部の皿やコップを水でザーッと流していく
  4. 仕上げできちんと流す(蛇口をシャワー)

以上です。
変わったのは3の部分を追加しただけです。4の次洗うものを下に置くのもしていないのですが、全部の皿やコップを一度水に流す作業を考えると工程としては増えたように感じます。
一見すると工程が1つ増え、作業がより大変になり時間もかかるようになって、水の使用量が増えるイメージがありますよね。

ですが、違うんです!

皿洗いのポイントはすすぎ

いつも時間がかかるのはどこかを意識しながら皿洗いをしていました。
すると、『すすぎ』に時間がかかっていることが分かったのです。
1つあたりの皿やコップのすすぎ時間が10秒程度かかり、これを短縮しようとすると洗剤残りが出てしまいます。
それを改善しようとして従来の方法では次に洗う皿やコップを下に置いて予洗いのようにしていたのですが、それでも時間の短縮はイマイチでした。

肉を切らせて骨を断つという考え方

こんな時に肉や骨って何の話?と思いますよね。
これは自分も痛手を受ける代わりに、相手にそれ以上の打撃を与えるという意味です。
読んで字のごとく、自分の肉を切らせる代わりに相手の骨を断つという方法です。
私はこの方法が好きで、何かのメリットを得るために少々のデメリットは受け入れて目的にたどり着く、ということを示す良い言葉だと思います。
この考え方をもつとアイデアや選択肢の幅が増えますよ!

今回のお話で言えば、一度皿やコップをサーッと水洗いする工程を増やして、時間を減らすという考え方です。
通常だと効率化したいのだから工程を増やすなんてもってのほかです。
ですが、この方法がしっくりする理由はここにあります。

サーッと水洗いするのを各食器で2秒ほど(手も使って)します。
全ての食器を軽くすすいだ後、最初にすすいだ食器をきちんと洗い出します。
こうすることで軽くすすいでから本格的に洗うまで、各食器に少し時間ができます。
その時間で軽くすすいだ水が食器の洗剤をじんわりと落としてくれるというわけなのです。
この工程により、本すすぎをした食器をすすぐ時間が半分程度に抑えられます。

まとめると
「一度ですすぐよりも二度に分けてすすぐ方が、間の時間で自動すすぎをしてくれる」

ということなのですね!

他にも試した方法

これにたどり着くまでにもいくつか試したことはあります。

桶に浸ける

これもいい方法ではあります。スポンジで洗った食器をいったん水をはったこの中に入れて、全部入れた後に1つずつすすいでいく。
良い方法ではあるのですが、泡だらけの食器が入った桶につけても洗剤落ちが悪い気がして結局すすぎの時間がかかってしまいました。
また、我が家では桶を使わないため、私が使うためだけにそこに置いておくのは妻や義母のストレスになると考え、今ある環境での改善に努めました。

1つずつ洗う

1つずつ食器をスポンジで磨いて水洗いする…当然ですがめちゃくちゃ非効率でした。

食洗機を使わない理由

我が家は4年前に古家をリフォームして住んでいるため、食洗機もきちんと導入したシステムキッチンにしています。
ただ私は食洗機は使いません。
食洗機は水の量を多く使い、お湯も使うため気持ち的に自分が使うにはスッキリしないという理由です。
あと、皿洗いをすることで自分の食後のリフレッシュになると考えているので、楽をせずに手を動かすことをしています。

ただし、同居の義母や妻は他の家事もしないといけないため、楽をしてもらいたいので食洗機を勧めています。
実際、義母は食洗機を利用してくれて家事の軽減をはかってくれています。妻は自分の洗い方が納得のいく方が良いとのことで食洗機を使っていません。

このようにそれぞれの目的が違うので食洗機を使うも使わないも正しいというわけなのですね。

今回の方法がベストだと思わない

以上、長々と話をしましたがこれのポイントは今回自分が見つけた方法が100満点(ベスト)だと思わないことです。
科学的に実証したわけでもないし、自分の気のおもむくままの部分もあるため、今回の方法がベターでとどめておくぐらいの方が良いんです。それか「今はベストの方法」というように時期を限定的にしておくなどですね。

今後、方法が変わるかもしれないし、そうなった時にまた試行錯誤ができるように思っておくことが大事なのです。

結局は「自分が良いと思える」「自分が心地良いと思える」方法に着地しただけですのでそれでいいんです。

ですので、自分がこれまでやっていることをベストだと思うと、その先入観を外すことができず新たな試行錯誤ができなくなるので、常に「方法の余白」を持たせるようにすると良いかもしれませんね(^^)

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T.kawano

Web業に従事して約18年。人生の約半分をWebに費やしてきました。 長崎県産業労働部や商工会議所の専門家としてセミナーをしたりWebでお困りの方の相談にも乗っています。 「つくって話せるWebディレクター」として活動中。 大村市のITアドバイザーとしても活動しています。 月間約700,000PVのwebサイト運営、フォロワー約15,000人のSNS運営の実績を元にWeb集客を語ります。 三児の父。趣味はバドミントンとお笑い。 「優しい」のに「仕事ができ」て「面白く」、「人に必要とされる」人を目指して日々精進中。