すぐに自社で始められるWebマーケティング Vol.3 -具体的にゴールを設定する (その2) 目標値と優先すべき項目を決める
さて、すぐに自社で始められるWeb マーケティングも4回目です。
なるべく分かりやすくお伝えすると言っているのですが、前回までを振り返ってみるとやはり少しずつ難しくなっており読みにくい部分もあるかと思います。
その場合は読み手の問題というよりも、話し手である私の伝え方がまだまだ拙いですので分かりにくい部分は何度か読み直していただければ理解できる部分も増えるかと思います。
さて、前回は具体的にゴールを設定するという内容で、主にギャップを知るというお話をしました。現状と理想を割り出してそのギャップを知れたと思います。
こちらに関して調べた情報やデータが確実なものではありませんが、この数字を基に目標を立てて行動することで前に進めるようになります。ですので情報の正確性などを重要視せずに、まずは前に進んでいきましょう。
目標値と優先すべき項目を決める
例えば、今度は石材店を例にしてみます。前回で自社のことを知れたと思いますので、そこから目標数を決めます。
最終的なゴールは来店してもらい契約をすることですが、ここで三つの指標を使って目標数を設定します。
ホームページ集客人数:50人/日
ホームページから来店予約:3件/月
来店数:10件/月(ホームページ予約以外も含めて)
上記のようにステップごとに必要な数値を出します。ポイントは「このぐらいのサイト集客数ならできそう」などのように実現可能性が高くイメージしやすいものを入れておきます。
いきなり現実から離れすぎた目標を持つと進み出すことができないためまずはイメージしやすい数値から出発するようにしましょう 。
Webマーケティングの基本は、ユーザーの問題を解決すること
他の記事でも話したことはあるのですが、自社で展開するWebサイトではいかにしてユーザーの問題を解決するかが大事になってきます。
「誰」の「何」を「どのように」解決するか
自社の Web サイトや自社サービスで「誰」の「何」を「どのように」解決するか。
これを可視化することで次に進むべき道が見えてきます。実際に例を出してみますので自社に置き換えて考えてみてください。
例:長崎の石材店の場合。長崎でお墓を持っていない方にお墓を作る
これは、長崎の石材店においてもあくまでも一例になります。
ここで、「誰」を中心に考え、思いつくものを書き出してみます。
- 長崎でお墓を持っていて、破損している部分があるので修繕したい人
- 長崎でお墓を持っていて、古くなったので綺麗にしたい人
- 長崎でお墓を持っているが、墓じまいをしたい人
- 長崎にお墓を持っているが、県外にいるため墓守ができなくて困っている人
このように長崎の石材店で考えても様々な内容を考えることができます。
地域や業種によってもたくさん出すことができるため、まずは思いつく限り書いていきましょう。
さらに、その人たちがどのような悩みを持っているかを書き出します。
- 何から相談すれば良いか分からない
- お墓づくりがいくらかかるか不安
- 建てたい場所の近くに石材屋があるか知りたい
- 親身になって聞いてくれる人がいい
- 実績が確かで信頼できそうなところが良い
- そもそもお墓が良いのか納骨堂や散骨樹木葬などの方法を選べば良いか悩む
このように悩んでいる人たちに向けて自分たちの会社はどのような問題解決が出来るかを書き出します。
ターゲットが不安に思っていることや知りたいことをホームページで伝える
- 考え方や相談の流れを掲載する
- お墓づくりの相場や、自社のプランを紹介する
- 住所やマップなどをのせ相談に行きやすいか判断してもらう
- 社長やスタッフの笑顔の写真を載せて親身になって聞いてくれそうか表現する
- 施工事例やお客様の声などを載せ、どのぐらい実績があって信憑性が高いかを表現する
- お墓を建てることの大事さを語る
- 悩み解決に繋がるようなよくあるご質問を入れる
- 自社イベントを開催して、気軽に来店してもらう機会をつくる
このようにホームページでターゲットをの悩みを解決するような内容を入れたり、解決できそうな期待を持たせることで、来店予約を頂き実際に来店してもらう流れとなります。
来店頂いてから対面で実際にサービスを提供し、ターゲットの悩みを解決する
こちらは大事な部分ですが、Webに関する部分ではないため割愛させていただきます。
自社でポジティブにアイデアを出し合う
前述した内容を書き出した後は並び替えを行います 。
優先順位の判断基準としては利益率が高いものや自社が得意とするもの、そして自社がやりたいものなどで行いましょう。
担当者や社長が1人で考えるのも悪くないですが、複数人いる会社であれば是非意見を出し合ってください。
ここでのポイントは下記の通りです。
- 出たアイデアがどんなものであっても、「出してくれてありがとう」という気持ちで書き並べていくこと
→良質ではないアイデアは並べた後に優先順位を落とすなどすれば良い - いきなりネガティブポイントを言わないこと
→せっかく意見を出してくれた人が二度と出したくなくなります。ネガティブポイントは諦めるか、どうやったらポジティブに転換できるかを考えれば良いだけなので、特に序盤でこのようなことで突っ込まないようにしましょう。
です。
大事なことは、自社がもっと良くなって社内が喜び、お客様が喜んでくれることですので、それに向けて前に進むようにしましょう。
さて、次回もお楽しみに。
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T.kawano
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