テント生活の次女を救うために(どうぶつの森)

1740文字 Blog

釣りタイトルにならないようにタイトル内にも入れましたが、Nintendo Switchの「あつまれ どうぶつの森」での話です。

5歳になった次女も最近操作ができるようになってきたので、お兄ちゃんやお姉ちゃんの力を借りながら楽しむようになってきました。

このソフトを買ったのが約4年前。
長男が小学校低学年の時にはじめ、妻がはじめ、長女がはじめ…そして今回は次女がはじめたという流れです。

私はアカウントを持たず長男の時にお金稼ぎのために、釣りや素潜りを黙々をやっていた時期があるぐらいです。

誰かがやっているのを微笑ましく見ている程度でして、今回もその予定でした。

そんな休日のある日、私と5歳の次女が2人になり、本人がどうぶつの森をやりたいといったのでセッティングして開始させると、次女が言葉多めに私に説明をしてくれます。

「ここは博物館だよ。…ほら、ここにサメがいて…ここに恐竜がいると」

こんな風にどうぶつの森内の世界を案内人のように私に嬉しそうに紹介してくれます。
私はそれをうんうんと聞いており、次はお兄ちゃんやお姉ちゃん、お母さんの家の紹介をしてくれました。

「ほら、ここがこーちゃん(兄)の家でこんな風になっていて○○になっていて…」

各家の紹介も楽しそうにしてくれます。
しかも、私がよそ見をしないように、話しかけながらちょくちょく私の方を見てきます。
私もなるべく画面を見たり次女の顔を見たりして話を聞いていました。

うんうん、こういうのってなんだかほのぼのしてていいな…

そう思っていたのですが、今度は本人の家を紹介すると…

次女の家だけテントだったのです。

そうか、ゲームはじめたてはテントでお金ためたりミッションをクリアしたりして家にして大きくしていくんだった。

そう思ったのですが、次女は自分の家が狭いテントであることも気にする様子もなく、自分のテント内に置いている魚や洋服などを楽しそうに説明するのです。

そのけなげな姿を見てなんだか切ないというか愛らしいというか複雑な気持ちになりました。

私「○○ちゃん(次女の名前)、もっと広いおうちに住みたい?」

次女「うん、もっと広いおうちに住みたい」

…よし、この子にも大きな家に住ませてあげて、色々なものを飾ってもらって色々な部屋を楽しそうに紹介できるようにしてあげよう。

というわけで夜なべのはじまりです。

子ども達が寝た後、ソフトを立ち上げ次女のアカウントでせっせとお金を稼ぎます。

釣りをしたり、素潜りをしたり、穴を掘って化石を見つけたり、岩を叩いて鉄鉱石を出したり…

10万ベル(ゲーム内の通貨)ほど貯めました。

さて、家にしようと思ったのですが…よくよく考えるとテントから家にするのはそんなにお金が必要ではなく、ミッションをいくつかクリアすればローンを組むという条件で家にすることができるのでした。

そのミッションをこなし明日には家が建つとのこと。
しかも家のローンは10万ベル弱だったので、貯めたお金でローンを返済し、次に家を広くするローンを組めそうです。

次女が喜ぶ顔が目に浮かびます…
ただ、お兄ちゃんやお姉ちゃんの家ぐらいのサイズにするためにはまだまだお金が必要です。

とりあえずはひと仕事完了ということで、ぼちぼちやっていこうと思います。

次女は最近ゲームの操作ができるようになったので、魚釣りや素潜りがまだできません。
ゲーム内の島をたったかと走り回っているだけですが、色々な所を見て回って楽しそうにしています。

なので私が手伝っているのですが、夜なべをする前、次女が見ている時に釣りや素潜りで少しお金を稼いであげる姿を見せた時のことです。

そのお金ですぐに靴を買いに行っていました。
しかもパンプス。
靴はすでに何足か持っていたのに稼いだお金ですぐに靴を買うなんて…

買い物はできるんかいと思いながらも、でも女の子だぁ〜

そう思った今日この頃…

ほのぼのと思っていて、その日の夜、お金稼ぎをしようとソフトを立ち上げて次女のアカウントでスタートすると…

 

裸足でした。
なんでやねん。

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この記事を書いた人
T.kawano

T.kawano

宮崎生まれ、宮崎&長崎育ち。長崎西高、長大経済学部卒。
在学中からWeb業に従事して約20年。人生の半分以上をWebに注いできました。

デザインからライティング、撮影、プログラミングまでやっており、専門家としてセミナーをしたり、Webでお困りの方の相談にも乗ってきました。

「話す・動く・作るWebディレクター」として活動中。
器用貧乏を逆手に取り、ITの力を活用して少数精鋭の組織で動いています。

三児と一猫の父。趣味は「お笑い」「アニメ(狭く深く)」「バドミントンとそれに必要なトレーニング」
「優しく」「仕事ができ」「面白い」人間を目指して日々精進中。