東京で異国の雰囲気で過ごせるホテルは「CITANホステル」
出張や観光で東京を訪れた際、どんなホテルに泊まるかでその日の過ごし方や気分はずいぶん変わってきます。便利なビジネスホテルもいいけれど、せっかくならちょっと雰囲気のあるホテルで、いつもとは違う時間を味わってみたい──
そんな気持ちにぴったり応えてくれるのが、東京・東日本橋にある「CITAN(シタン)ホステル」です。
ここは「泊まる場所」というより、「文化と出会える場所」と言いたくなるような空間。世界中からの旅行者が集まる多国籍な空気感の中で、心地よいカフェ時間、美味しい朝食、そしてバーでの交流まで、一泊の中に“ちょっとした旅”のような体験が詰まっています。
東日本橋の静かな路地裏にあるホステル
CITANは、都営浅草線「東日本橋駅」から徒歩すぐの立地。東京駅や秋葉原といった主要スポットからのアクセスも良好でありながら、一本路地に入るとそこは一気に静けさに包まれた別世界です。
ホテルというより“ライフスタイルの交差点”のようなCITANは、1階にカフェ、
部屋は2段ベッド8人で泊まる「ドミトリールーム」
ダブルベッドやシングルなどの部屋もありますが、ここはあえて複数人で泊まる「ドミトリールーム」を選択しました。
理由は「色々な人と交流したいから」
…と言いたい所ですが、単純に宿泊費用がこれならば7〜8,000円程度と安くで泊まれるからです。あと実は私、一人で寝ると部屋によっては寝られなくなるという謎の繊細さを持っているため、知らない人でも逆に複数人いる部屋に泊まるのもアリかな…ということで選びました。
鉄製のお洒落な二段ベッドで気が利いている配慮も
部屋もさすがに二段ベッドが4台置いているので圧迫感がありますが、狭い感じはありません。しかもベッド毎にカーテンを1周ぐるっと囲うことが出来るため、プライベート空間もあります。
部屋の電気は少し低めに吊されているので、カーテンを締めると電気に直接照らされることはありません。
また、ベッドの頭元にはコンセントもあり、自分専用の照明もあります。ベッドの頭元に5cm幅程度のちょっとしたものを置けるスペースもあり(しかもモノが落ちないように外側にガードも付いている)、これが物を置けて意外と便利でした。
布団はオシャレな感じで、ちゃんと敷き布団用、枕用、掛け布団用にシーツがあって自分でセッティングすることで衛生面も保護され、色々な面に気が利いています。部屋の入口には衣類消臭スプレーも置いてあってこれもまた良かったです。
私だから気になった点
部屋に入ってすぐ右に半身ぐらいの高さの細身のロッカーが二段に積んであり、ここがそれぞれの荷物入れになります。番号でロックするため鍵不要なのは意外と良いですね(番号を忘れないようにしないといけませんが)。私のベッドはこのロッカーの目の前にある斜めがけのハシゴで登った二段の上部になるのですが、部屋用のスリッパをこのハシゴの一番下に置いていましたが、置いて30分後には他の人に履いて行かれました(笑)
ただ私の荷物が多く、ロッカーに入りきらないものもたくさんあったのですが、ベッド横に置いてOKというのは非常に助かりました。(事前に確認済)
また、鉄製のベッドというのもあって、寝返りをうつと金属のきしみ音が出るのもちょっと気になりました。
その後に下のベッドの中国人と見られる女性は電話をし始め、隣で2人で過ごしていた外国の女性2人が英語で大盛り上がりしているのを聞いて、おかげで「あぁ、日本人は気にしすぎなのかな。もっと気楽に過ごそう」と思えました(笑)
あと、耳栓をあらかじめ用意していたのも良かったです。しかも耳栓の端っこが潰れているタイプなので寝返りもできるのが良かったですね!
あとそもそもそういうのが気になる方はぜひシングルやダブルルームでお過ごしください。(店の回し者かっ)
トイレや洗面、シャワーは共同
トイレなどはもちろん共同ですが、全てがオシャレで衛生面もちゃんと管理されているようでした。シャワールームが3部屋ありましたので待つのも気にしなくて良かったですし、洗面台にも余裕がありました。また、ペーパータオルが洗面にもトイレにも設置されているのは何気に嬉しかったです。
また、フリーWi-Fiももちろんあり、チェックアウトも11:00までなのもゆっくりできて嬉しいんです。本当に色々と気が利いています♪
夜のバーで過ごす異文化交流のひととき
夜になると地下のダイニングバーに明かりが灯され、コミュニケーションの場が始まります。しかもこの日は20時からDJのライブがあるとのことでした。
照明が落とされ、店内にはさまざまな言語が飛び交うちょっと不思議な、そして楽しげな空間。カウンター越しにスタッフと話したり、隣に座った旅行者と乾杯したり。異国の方々で盛り上がっているようでしたが、私にはちょっとなじめないと思い、すぐに店を後にしました。一番は言語の壁ですね。英語を話せたら良かったのにな…あとは年齢の壁もあるかも。もっと若ければイケイケで混ざっていたかも…という言い訳をしながら別のお店を探すことにしました。
ここは不思議な地域で居酒屋などが軒を連ねているわけではなく、ビジネス街のような感じで、会社のビルやマンションの1Fに居酒屋やダイニングバーなどがある所がちょくちょくあり、歩くだけでも雰囲気を味わえてワクワクしました。
1軒目は何にしようかと歩いていると、カラフルで煌びやかな明かり…韓国料理のお店のようです。ここにしようかと思いましたが、1人前で楽しめるメニューがなさそうなので近くにある他の店にしました。その話はまた別の記事で。
初日のプレゼン準備の疲れもあってか、1軒でフラフラになりすぐにホテルに戻って寝支度を始めました。布団に入ったのはなんと21時。前代未聞の早さです。まあでもまだ3日ほどあるし今夜は早く休んで旅のために元気を蓄えることにしました。
異国の空気が流れるカフェで朝の時間を過ごす
さて、10時間ほど睡眠がとれ元気いっぱいになりました!8時からモーニング開始となり、朝食付きのプランにしていたので準備をして早速1Fのカフェスペースに降りました。
大きな窓から自然光が差し込み、木の質感を活かしたインテリアと静かな音楽が流れる中でいただくコーヒー。スタッフの方が丁寧に淹れてくれる一杯は、目覚めたばかりの頭と体にやさしく沁みていきます。しかもスペシャルティコーヒーなので風味がよく、雰囲気にマッチしてコーヒーだけでも満足がいくほどです。
朝食にはサラダやサンドウィッチなどが選べ、見た目にも美しく、しかも味も本格的。価格帯はコーヒー込みで1800円程度と少し贅沢に思えるかもしれませんが、その雰囲気とクオリティを体験すれば納得できるはず。こういう朝を東京で迎えられると、その日一日のスタートがちょっと楽しくなりますね。メニューが組み合わせ方式だったので、40代のおじさんにはどれを選べば良いか迷いましたが、サンドウィッチ2つとコーヒーのセットに落ち着きました。
ハムとビーツのサンドウィッチ。この2つともめちゃくちゃ美味!
体にも良さそうだし、ハムの方を食べてはビーツの方を食べる…この組み合わせが最高です♪
次回行ったとしても同じ組み合わせにすると断言できます。てか、すぐにでも食べたい!
宿泊者のみが利用できるフリースペース
1Fカフェ奥には宿泊者のみが利用できるキッチンとその向かいにフリースペースがあります。
カウンターからゆったり寝そべられるような席まであり、所々にコンセントもあり作業をするもよし、まったりするも良しの素敵な空間です。
カフェでコーヒーを頼んでもいいし、キッチンから水をいただくこともできるので薬を飲みたかった私も助かりました。
また、この日は大雨だったのでチェックアウト後はどうしようか困っていましたが、スタッフに聞くとチェックアウト当日23時まではここで過ごせるということで雨が落ち着くまで過ごさせていただきました。こういうサービスもとても嬉しいですね♪
ゆっくりさせていただいた後に私の大荷物を雨仕様にする。(ただゴミ袋を被せただけ)
ホテルを超えた「旅の交差点」
CITANホステルには、「思い出に残る時間」があります。
丁寧に淹れられたコーヒー、品よく設えられた空間、夜のバーでの偶然の会話、そして異国のような空気感。
こうしたひとつひとつの要素が絶妙に重なり合って、ここでしか味わえない時間が生まれています。
東京で「ただ泊まる」のではなく、「少し違った時間を過ごしてみたい」と思ったとき、CITAN(シタン)ホステルはとてもおすすめです。
特に出張や一人旅での滞在にはぴったり。リラックスしながら、新しい刺激を得られるような場所です。
今までに経験したことがない場所に身を置いてみる
今回の東京出張にあたり、いつものようにビジネスホテルでの宿泊ももちろん考えていました。
ですが、「せっかくブログの毎日投稿を続けているから、どうせならネタになる体験をしよう」、「いままで経験したことのない場所に身を置くとどうなるか」という2つの想いを元に行動を起こしてみました。
どこにするか迷ったけれど、CITANにして良かったなと改めて思います(^^)
CITAN(シタン)ホステル
東京都中央区日本橋大伝馬町15-2
TEL: 03-6661-7559
https://backpackersjapan.co.jp/citan/
※掲載した写真は下記URLからいただいているものもあります。