「汎用性」って読める?その反対の意味は?

「汎用性」って読めますか?
「ぼんようせい」じゃないですよ。正解は「はんようせい」です。聞けば聞いたことがある人も多いと思います。
仕事をしていると、この汎用性の大切さに何度も出くわします。今日はそんな話をしてみようと思います。
汎用性の代表例「充電コード」
一番身近な例で言えば、スマホの充電コードですね。
以前はどうでしたか?Androidは「microUSB」、iPhoneは「Lightning端子」、そしてPCはまた別のアダプター。それぞれ専用のコードを準備しないといけなくて、本当に管理が大変でした。
PCのアダプターなんて他の機器にもそれぞれ準備されているものだから、どれがPC用のを見つけることも大変でしたね。
USB Type-Cの登場
そこに登場したのが「USB Type-C」です。
今では、AndroidもiPhoneもPC(私が使っているMacBook Airもそうです)も、同じコードで充電できるようになりました。これが、まさに汎用性なんです。
一本のコードで、いろんな機器が使える。これって本当に便利ですよね。
旅行の荷物も減ったし、「充電コード貸して」と言われた時もどれでも貸せるので楽になりました。
汎用性とは何か
汎用性とは、簡単に言えば「いろんな場面で使えること」です。
一つのものが、様々な用途や状況で使える。それが汎用性の高さです。充電コードの例で言えば、一本のコードで複数の機器に対応できる。これが汎用性が高い状態です。
汎用性の反対は?
汎用性の反対は「専用性」や「特殊性」です。
専用性が高いというのは、特定の用途やものにしか使えないということです。その機器や用途には最適化されているかもしれませんが他では使えないので、管理が大変だったり、買い替えの時に無駄になったりします。
プリンターのインクカートリッジなんて、メーカーや機種ごとに違って、買い替えると前のインクが全部無駄になりますよね。あれは専用性が高すぎる例です。
他にもある汎用性と専用性の例
充電コード以外にも、汎用性と専用性の例はたくさんあります。
キッチンで言えば、フライパンは汎用性が高いですよね。炒め物も焼き物も、いろんな料理に使えます。一方、たこ焼き器や卵焼き専用のフライパンは専用性が高い。たこ焼きや卵焼きを作るには最適ですが、他の料理には使えません。
文房具も面白い例です。普通のボールペンは汎用性が高くて、何でも書けます。でも、3色ボールペンや多機能ペンになると、もっと汎用性が高くなりますよね。一方、製図用のシャーペンや万年筆は専用性が高くて、その用途には素晴らしいけど、普段使いには向かないこともあります。
洋服でも同じです。黒いジャケットは汎用性が高くて、どんな場面でも着られます。でも、結婚式専用の礼服や、特定のイベントでしか着られない奇抜なデザインの服は専用性が高いですね。
仕事でも汎用性は大事
この汎用性という考え方は、仕事でも本当に大事です。
例えば、何か資料を作る時。その資料が一回きりの使い捨てなのか、それとも他の場面でも使えるように作るのか。後者の方が、長い目で見れば効率的ですよね。
ホームページを作る時も同じです。一つの機能を作る時に、「この機能は他のページでも使えるかな?」と考えながら作ると、後々の作業がとても楽になります。
逆に、その場しのぎで専用性の高いものばかり作っていると、後で「あれ、似たような機能なのに、また一から作らないといけない」という事態になります。
バランスも大切
ただし、何でもかんでも汎用性を追求すればいいというわけでもありません。
汎用性を高めようとすると、複雑になりすぎたり、逆に使いにくくなったりすることもあります。「これは専用で作った方が早い」という場面も確かにあります。
大切なのは、バランス感覚ですね。私の好きな言葉「塩梅(あんばい)」が大事ということです。
「これは汎用性を持たせた方がいいな」「これは専用で作った方がいいな」という判断ができるようになると、仕事の効率がグッと上がります。
まとめ
汎用性という言葉、覚えていただけましたか?「はんようせい」ですよ。
身近なところでは、USB Type-Cのように一本のコードで複数の機器が使えるというのが汎用性の分かりやすい例です。
仕事でも、この考え方は本当に大切です。一つのものを作る時に、「他でも使えるかな?」と考えるだけで、後々の作業が楽になります。
ちなみに、私のカバンの中には今、充電コードが5本ぐらい入っています。Android、撮影用iPhone、PCはUSB Type-Cですが、メインのiPhoneはLightning、そして無線マウスはmicroUSBとまだまだコードを一本化することができません(泣)
