バナナの保管倉庫をおしゃれなカフェに
長崎市銅座町に、新たなおしゃれカフェ「甘蕉珈琲(バナナコーヒー)」が2024年5月にオープンしたそうです。この建物、実は明治時代にバナナの保管倉庫として利用されていたそうです。その歴史ある建物を活かしつつリノベーションされ、レトロな雰囲気の中で特別なカフェタイムを楽しめる空間になっています。
バナナスムージーにエスプレッソを加えたユニークな甘蕉珈琲スムージーで彩り鮮やかな「煮込みハンバーグセット」など気になるメニューもたくさんあるそうです。
古い建物を価値あるものにするか、負の遺産とするか
長い歴史を持つ建物には、二つの見方があります。「古くて使いにくいから取り壊すべき」という考え方と、「歴史的な価値を見出し、活かすべき」という考え方です。
例えば、甘蕉珈琲のように、古い倉庫をカフェにリノベーションすることで、新たな命を吹き込むことができます。一方で、古い建物は維持費や耐震補強の問題もあり、新築の方がコスト面では有利な場合もあります。長崎には歴史的な建物が多く残っていますが、それらをどう活用していくかは地域全体で考えるべき課題といえるでしょう。
古い建物をリノベーションする際の課題と利点
リノベーションの難しさは、やはり構造の老朽化や設備の更新でしょう。昔の建物は現在の耐震基準を満たしていないことが多く、安全性の確保が必須となります。また、断熱や配管の問題もあり、住居として使う場合は快適性を確保するための追加工事が必要になることもあります。
一方で、リノベーションの利点としては独自の雰囲気を生かせることが挙げられます。新築では決して出せない味わいのある空間が生まれ、そこに価値を見出す人も多くいます。甘蕉珈琲のように、歴史を感じさせるデザインを活かすことで、訪れる人に特別な体験を提供できるのです。
新しい価値や体験へ
一見すると価値がなくなってしまったようなものでも、このように新しいアイデアや価値を与えることで魅力的なものになることはとても素敵だなと思います(^^)
建物に限らず、古いものをリメイクして使えるようにしたり、違う価値をつけてみたりなど、「今あるものをどうやって○○にするか」と考えるのはワクワクするし、できた時の達成感はひとしおでしょうね!
※イラストはイメージですので、実際の店舗のものではありません。
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T.kawano
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